海外ではすでに登場していたものの日本では一向に出てこなかったSONY VAIO Zがついに日本でも登場しました。

元々高性能でハイパフォーマンスモバイルと形容されるVAIO Zシリーズですが、今モデルではその性能にさらに磨きがかかっています。
まず何より驚かされるのはやはりフルHD液晶を採用してきたことでしょう。これまでも1600×900ドットという高解像度液晶を選択できましたが、今モデルではAdobe RGBカバー率96%の1920×1080ドット液晶を選択することができます。

一般的なワイド液晶に採用されている1280×800ドットでは画面下のプレビュー写真は4つしか表示されませんが、

1600×900ドットでは画面下のプレビューがほぼ6つ表示されます。右側のプレビューも3×2の6枚しか表示できていませんでしたが、4×3の12枚を表示できています。

さらに1920×1080となると、画面下のプレビューが7つ表示され、右側のプレビューもほぼ5×5の25枚を表示できています。これだけでもかなり作業効率が上がりそうです。まぁ、その分だけ1つ1つのドットが小さくなっているため、小さい文字が苦手な人は読みづらいかもしれません。その場合でも、システムフォントを大きくしたりすることである程度の対応は可能です。

次は内部的なものを見てみましょう。今モデルでは、ストレージとしてクアッドSSDを選択することが可能です。4チャネルのSSDをRAID0で構成することにより、一般的な5400回転のHDDに比べて6.3倍の性能を実現することができます。これはOSやアプリの動作にかなりの好影響がありそうです。

1点だけ気を付けないといけないのは、PC Watchに掲載されているようにSSDモジュールは2.5インチHDDよりも一回り小さい造りになっており、VAIO Zの新筐体にはこのモジュール分のスペースしか存在しないようです。なので、2.5インチHDDを搭載する場合は、光学ドライブを取り外すことになるようです。

VAIOの構成選択画面でも、HDDを搭載する場合には光学ドライブが選択できませんでした。後々の換装がほぼ不可能ということを考えると、少し高くてもある程度の容量のあるものを選択する方が良さそうです。高いですけど。または、ストレージは交換を見越してHDDを選択し、光学ドライブは外付けのものを使用するという感じでしょうか。

ただ、クァッドSSDのベンチマークを見る限りでは、スピード的な話としては向こう数年は換装の必要はなさそうです。市販されている高速な2.5インチSSDと比較しても圧倒的な速度を実現しています。まさに次元の違うアクセス速度です。

プロセッサには今年発表されたばかりのArrandaleを採用し、Core i7-620M(2.66GHz)、i5-540M(2.53GHz)、i5-520M(2.40GHz)から選択することが可能です。

グラフィックでは、Arrandaleに内蔵されているグラフィックチップ以外に、ハイパフォーマンスなNVIDIA GeForce GT 330Mを切り替えて使用することができます。ちなみに、これまでのVAIO Zではメインストリーム向けの外付けGPUが採用されていましたが、今モデルではハイパフォーマンス向けの外付けGPUであるGT 330Mが採用されています。

他にもSONY製PCに搭載されて高評価を得ているSound Realityが搭載されています。これは今までのモデルには搭載されていなかったように思います。
また、MacBookシリーズではなかなか搭載されないブルーレイについても選択可能です。バックライトキーボードの採用もうれしいですね。

と、まさにデスクトップPC並の性能を13インチで1.4kgのボディに収めているというところが何よりVAIO Zのすごいところです。ハイパフォーマンスのPCを持ち運んでどこでも使いたいという人にはまさにベストバイという感じです。
ここまでフルモデルチェンジをして個人的に気になるのは、来年のSandy Bridge世代のノートPCプラットフォームであるHuron River登場時に採用に進むのかというところです。予定どおりというか希望どおりに進むなら、クァッドコアCPUとUSB3.0が来年早々に入ってくるはずなのですが、新プラットフォームということでそれなりに変更が発生すると思います。SONYとしては、フルHDにクァッドSSDとこれだけがんばった新筐体となるとやはり1年という短い期間ではなくもうしばらく使いたいと考えそうですが、果たしてこの筐体のままクァッドコアCPUとUSB3.0が載るのか、また、載らない場合にわずか1年でモデルチェンジできるのか気になるところです。
Huron Riverに関してはクァッドコアCPUだけでなくデュアルコアCPUも引き続き存在するようなので、これまで同様にデュアルコアCPUが採用されたりするかもしれないですね。そうなってしまうと、ここまで待ったのに、、と私の場合は悲しい結果になってしまいそうですが。
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