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2010年3月3日、サッカー日本代表vsバーレン代表戦が行われ、本田くんのゴールなどで2-0で日本が勝利しました。

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日本は前半36分にMF松井からのセンタリングをFW岡崎がヘッドでゴールに突き刺して1点を先制します。前半の終了間際と後半の最初は日本がかなり押し込みますが、その後はいつもの日本の息切れ時間帯となりバーレーンに毎回セカンドボールを拾われる苦しい展開になります。日本は後半22分に松井に代えて森本、42分には中村俊輔に代えて玉田を投入してリズムを作ると、ロスタイムに内田のセンタリングから本田くんがヘッドで試合を決定づける2点目を奪います。そして、そのまま2-0で試合終了となりました。

本田くんの出来に関してはいろんな意見があると思いますが、個人的には「決して良くはなかったけれど、悪いなりに結果を出した」という印象でした。シンプルなポストプレーは効果的だったと思いますが、それ以外でボールが足についてないシーンが目立ったように感じます。こういうと負け惜しみっぽいですが、本田くんはもっといいプレーができます。

本田くんと周囲の連携に関しては、まだまだ時間が必要な感じですね。パスの受け渡しはありましたが、ちょっと長い、ちょっと短いというパスが多く、もう少し時間を共有できたらもっとよくなると思います。そんな中でもサイドを突破するタイプの松井とは非常にいい感じでした。前半終了間際にはスルーパスでキーパーと1対1のシーンを演出しましたし、後半20分頃にも同じようなシーンを演出しました。どちらもゴールにはいたりませんでしたが、タイミングはバッチリでした。中央でキープするタイプの本田くんにはサイド突破をする選手がよく合いますね。

他の選手としては、岡崎と仲良さそうにしていたのがうれしかったです。抱きついてゴールを祝福していたりとすごくイイ感じでした。あとは、森本とは意外と相性がいいのかもと感じました。パス交換という意味ではなく、2人がゴール前にいると得点が生まれることが多いように思います。終了間際のゴールも森本がつぶれて(というかボールに触れられなかったところから)本田くんのゴールが生まれましたし、前回共演した時も森本のシュートの跳ね返りを本田くんが決めたと記憶しています。

本田くんと俊輔の連携については、あまり目立ったシーンはなかったですね。完全に無視という感じでもなかったけれど、積極的にパスを交換する場面もありませんでした。

何にしてもゴールという結果を出せたことはよかったです。終了間際のゴールというのはいろんな意味でおいしいですよね。見ている人も最後まで見ていてよかったと後味がいいし、決めた人も終了間際に何かしてくれるという印象を周囲に与えることで、試合終了まで交代させられなかったり、最後はアイツに頼ろうとパスを引き出せたりしそうです。

交代といえば、今までのパターン的に後半開始早々に森本あたりと交代になるかと思っていたのですが、交代させられなかったことにビックリと、本田くんではなく(まぁ終了間際ですが)俊輔が交代になったのに2度ビックリしました。俊輔がしばらく試合に出ていなかったというのもあると思いますが、岡田監督にとって結構な方向転換なんじゃないかと感じました。

ともあれ、本田くんの代表でのフル出場とゴール、よかったですね。

みんなが笑顔で祝福してくれてるのがうれしいです。あと岡田監督のガッツポーズも何げにイイ感じで高感度アップでした

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2010年3月3日に行われる日本代表vsバーレーン代表戦への準備が着々と進んでいるようですね。

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(“金狼”という書かれ方はすごくカッコいいですね)

先日、「本田は俊輔のサブと言われているが、私は同時に起用している」といつの間にか「俊輔サイド」から一転、「俊輔と本田くんの中間地点」にちゃっかりと座っていた岡田監督ですが、バーレーン戦ではその戦略どおり、両雄を同時に起用する方向でいくようです。結構な策士ですね。

さて、スポーツニュースを総合的に見ての判断ですが、俊輔はこれまでどおり右サイドでの先発、本田くんはFWとトップ下の中間あたりでの先発になりそうですね。岡崎との2トップという情報もありましたが、岡田監督の「他の選手の兼ね合いを考えると、(本田は)真ん中が生きる」という発言が俊輔との兼ね合いのことを指しているなら、4-4-1-1のセカンドストライカーという可能性を感じます。

2トップの右FWなら同じく右サイドのMFである俊輔が前に進むと被ってしまうし、トップ下だと右サイドから中に入りたがる俊輔とまたしても被ってしまいます。俊輔に自由を与えようとするなら、右FWでもなくトップ下ではなく、1トップに非常に近いすぐ後ろになりそうです。でもそうなると岡崎とポジションが被ってしまうため、FWの岡崎が結局左右に流れてセンタリングしてそうな予感がして不安です。

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(なんだかいろんな吹き出しが付けられそうな1枚ですね)

さて、本田くんとコンビを組むことになる岡崎はバーレーン戦に向けて次のようなコメントをしています。

(本田)圭佑が前に入るとキープ力があるし、自分の裏に飛び出す動きが生きる

(チャンピオンズリーグに関しては)あの舞台に立ててうらやましい。自分も追いつけるようにがんばりたい

同じくFWの森本はわざわざイタリアから呼びよせたので出場しないということはないと思いますが、後半から岡崎に替えて、もしくは、前半で結果が出なければ本田くんと替えて2トップの一角として投入という感じでしょうか。

チャンピオンズリーグのグループリーグでCSKAと同組に入ったものの3位となり敗退したヴォルフスブルクの長谷部は

(セビージャ戦の本田について) 今まで以上に動いていた。チームメートも『日本にもうまい選手がいるね』と言っていた。楽しみ

と本田くんとの共闘が待ち遠しいといった感じのコメントを残していました。

これまで本田くんに対する日本代表チームメイトのコメントは「何かこう、違う」という感じがしていましたが、ここにきてやっと自然なコメントが出始めたように思います。これも本田くんが自らの手で勝ち取ったものですね。

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次に、横浜Fマリノスに復帰した日本代表のエースである中村俊輔はというと、バーレーン戦に向けての3つのテーマを掲げたそうですね。

  1. 「セットプレー」CKでもFKでもオプションを増やす
  2. 「連動」サイドバックと絡んでFWの得点シーンをつくる。大胆に裏にも抜けたい
  3. 「速攻スルーパス」早めにスルーパスを出す。DFのパス回しの間に敵のDFが戻る。DFが持ったら裏に抜ける動きをしたり、ジャブのようにスルーパスを出す

これらはいずれも岡田監督のミーティング内容と合致しており、あいかわらず2人の息はぴったりのようです。

個人的に気になったは、

(1‐3の惨敗に終わった日韓戦について) みんな中に寄りすぎ。リスクを冒す時間が多すぎる

もっとサイドを幅広く使った方がいい。個人的にはサイドバックからの連係で得点したい

というコメント。

これまでの日本代表のは「誰もがリスクを負わない」から相手が崩れるまでパス回しを繰り返すだけで攻められないというイメージがあったのですが、日韓戦に関してはチャレンジし過ぎて敗れたということでしょうか。私は最近の代表戦を見ていないので何とも言えないのですが、どちらにしても「リスクを負って攻める」というスタンスの本田くんとすでに目指す方向が異なっている気がします。最後のコメントも「個人的に」という部分が、「中央の本田がどうだっていうんだ。サイドから崩す自分のやり方が正しいというのを見せる」という風に取れてしまいます。

まぁ、このあたりは本田くんびいきの私の見方なので、もう少し中立の立場で見える人なら普通のコメントなのかもしれません。ライバル同士でしのぎを削るのはいいですが、昨年のオランダ戦のように意図的と感じられるほどパスが供給されないといった変な状態にはならないことを希望します。

そして、最後に本田くんはというと、

(中央1.5列目のポジションに関して) フェンロでもCSKAでも同じ位置。下がって(ボールを)受けることはない。プレッシャーのきついところで何本受けられるか。前に前に行けるサッカーを目指す

一発を求められていることは分かっている。得点を狙っていく

(ここで成功したらアピールになる) ただし、その逆になる可能性もある。危機感を持って準備している。一切の言い訳は許されない

と、攻めるというスタンスを貫き、チームの攻撃の全責任を負う覚悟を見せています。

また、FK練習では無回転キックでGK楢崎からゴールを奪い、「(FKは) 得意な位置なら蹴りたい。いかに危険なところで仕事をできるか。自分らしさを出すだけ」と語っていました。

明日のバーレーン戦では「勝つか負けるか」は当然ながら、「FKを獲得したときに誰が蹴るのか」「俊輔と本田くんのホットラインはどうなのか」「今後の主戦術がサイド攻撃のままか中央突破になるのか」「Jリーグに復帰した俊輔は背水の陣で攻めの姿勢をみせるのか」など見どころがたくさんありそうです。

その反面、日本にとってもバーレーンにとっても今回は消化試合であり、特にバーレーンは若手にチャンスを与える場という位置づけのようで、日本がどう勝ったとしても大して何も測れないというのが実際のところかもしれません。もし、相手がオランダやそれに近いレベルでW杯出場を決めたチームならもっとおもしろかった(南アフリカW杯への道筋が見えたはず)と思うので、そこが何より残念です。

本田くんには活躍してほしいけど、勝ってまた勘違い報道が広がるよりは、負けて警鐘を鳴らすパターンの方がW杯に向けて日本のためになりそうな気もするし、難しいところです。

とはいえ「すべては3日に答えが出る。ぶっつけ本番だけど、可能性を見出さないと意味がない」と語る本田くんが勝利を目指すのは間違いないので、活躍を期待して応援したいと思います。

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本田くんの所属するCSKAモスクワはスペインで開催されているコパ・デル・ソルの初戦でIF Flfsborg(スウェーデン)と対戦し、3-2で勝利を収めました。

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(ユニフォームの色的にどうしてもVVVと同じ黄色を見てしまいます)

本田くんはトップ下で先発出場した前半19分、右サイドを突破したクラシッチからのクロスに左足を合わせ1ゴールを記録しています。内容的にはほとんどクラシッチのお膳立てが全てという感じですが、パスの前にしっかり相手DFのマークを外し、よいポジショニングをしていたと思います。

ちなみに、日本代表の試合等で「本田はポジショニングが悪い」というコメントをよく耳にするのですが、個人的には全く逆に感じています。代表戦でもいつの間にかゴール前にフリーで張っていることが多く、「そこにパスさえくれば1点入るのに」と思うシーンが幾度となくありました。本田くん流に言うと「パスが来ないのが今の自分の実力」ということになりますが、ライバルだろうが嫌いな選手だろうがチームで勝利に向かうのがプロフェッショナルであり、少なくともCSKAではゴール前で待つルーキーに勝利のためのパスが配給されていました。

さて、試合に話を戻すと、前半38分には本田くんからのスルーパスを受けたクラシッチが再び右サイドを突破し2点目をアシストします。それにしても、右サイドをドリブル突破するというクラシッチのスタイルは誰もが知っているはずなのに、警戒していても誰も止めることができないというのはスゴイの一言ですね。本田くんも同じように「左足でシュートに来ると知っていても止められない」ようなレベルに到達してほしいですね。

さて、CSKAはこのまま2-0とリードしたまま前半を終えると、クラシッチを含めた主力を交代させます。本田くんはテストの意味も兼ねてか後半20分までプレーをすることになります。

CSKAはその後、後半30分過ぎに1点を奪われ、35分過ぎに再び追加点を奪って2点差としますが、すぐにまた1点を返され3−2となり、試合はそのまま終了します。主力を下げても勝ち切るCSKAをさすがと評するべきか、主力を下げると迫力不足になるのを問題視するべきか、ともかくCSKAは初戦を勝利で飾ることができました。

なお、私はゴールシーン以外を見ていないので何とも言えませんが、試合を見ていた人のコメントとしては「CSKAパス回しが早く本田がトラップに苦戦していた」「日本代表のパス回しは相当なものだと思っていたが、どうやら今まで日本の中盤を過大評価していたようだ」といったものがありました。コメントだけで判断するならば「CSKAのサッカーのスピードはすごく速く、本田くんがフィットするためにはまだまだ実践が必要」ということでしょうか。

何にしても、チームのレベルが高くて苦戦するというのは非常によい環境ですね。そんな中でもゴールという結果を出しており、試合にも出場することができているとうのは、状況としてはベストと言えるのではないでしょうか。

コパ・デル・ソルの次戦は2月6日(土)のRosenborg BK(ノルウェー)戦となります。試合間隔が狭いので主力は出ないかもしれないですね。絶対に勝たないと!という感じなら状況によって主力を出してくるかもしれないですが、CSKAの雰囲気的にはあくまで調整の延長線上として出場しているようにも見えます。まぁ、何にしても、本田くんがもし出るなら活躍を期待したいと思います。

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少し前の記事になるので取り上げるか悩んでいたのですが、本田くんがロシアのCSKAモスクワへ移籍し、VVVフェンロ、そして、オランダから離れることになったので、その区切りとして紹介したいと思います。

東アジアサッカー連盟のオフィシャルサイトに掲載されたEA EUROPEAN – BASED PLAYERS REPORTの第8回に、オランダでの本田くんをずっと追いかけ、非常に読み応えのあるコラムを書き続けてくれていた中田氏(元日本代表の中田くんではありません)のレポートが掲載されています。

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レポートの詳細についてはもちろん元記事を読んで楽しんでいただくとして、ここではその内容についてざっと紹介したいと思います。

記事では、今季のVVVフェンロの開幕戦であるPSV戦、0-2とリードされて「やはり今季もPSVは強いな」と誰もが思ったところからオランダの「本田フィーバー」がスタートしたとしています。

後半8分、本田くんが見事なヒールパスでアハハウィのゴールをアシストし、同15分には自らボレーシュートを放って2-2の同点としました。そして、何より圧巻だったのは、ベルギー代表MFティミー・シモンス、メキシコ代表DFカルロス・サルシード、オランダ代表DFディリク・マルセリスというPSVの一流選手をかわしながら50mのドリブル突破をみせたところです。サイドからゴールに向かう形になったため最後は角度が足りずゴールキーパーをかわすには至りませんでしたが、あわやそのままゴールか!?という期待さえ持つことができました。

本田くんは昨季、オランダ2部リーグでMVPを取る活躍を見せましたが、あくまで「2部だろう」という色眼鏡で見られていました。しかし、この初戦でそういった偏見を吹き飛ばし、「オランダ語も話せないのにキャプテンマークを巻き、得点力もテクニックもある金髪の日本人」という全く異なったインパクトをオランダ国民に与えることになります。

この日からテレビのサッカー番組は何度も冒頭の15分間を本田特集に費やし、ある試合の解説では「この試合、本田はFKから1点を取ったけど、すごいプレーは得点シーンじゃなくて彼が2度見せた素晴らしいトラップ。その映像が映るから見て見て見て。ほーら、サンシーロ・モーメント(めったに見られない素晴らしいプレーの意味)。」と本田くんに最大級の賛辞を贈っていたようです。また、本田くんとPSVのアフェライ(オランダ代表MF)のどちらがオランダリーグ最高のMFかということも議論されたようです。

そして、2009年9月5日、日本代表vsオランダ代表戦がエンスヘデで行われました。本田くんは中村俊輔の控えという形(試合では別の選手と交代して途中出場)でベンチスタートでしたが、オランダのコメンテーターは「我々の本田が何とスタメンじゃありません。それほど日本は強いのか!?」と叫んでいたそうです。試合前には、本田くんを大事にしてくれるオランダだけにそういった声も出たりして!?というギャグというか妄想のようなコメントは日本でもいくつか出ていましたが、実際にオランダの人がそういうアクションを取ってくれたというのは、日本人としてなんてありがたいことだろうと感じます。

そういえば、同試合で日本がフリーキックを獲得した際、オランダサポーターから「ホンダー!ホンダー!」という大合唱が自然と巻き起こりました。本田くんも蹴りたいと何度も主張しましたが最終的には俊輔が譲らず、オランダへの恩返しとなる本田くんのゴールを見せることはできませんでしたが、こういった光景って未だかつて起こったことがあったのでしょうか。かつて、所属していたローマを去った中田くんがアウェーのローマ戦で「ショーグン!ショーグン!(ローマ時代の愛称)」とコールされたという話は耳にしたことがありますが、国際試合で敵国に応援されるというのは私の知る限りでは初めてです。

また、オランダ戦後には、日本代表のバスの前で俊輔が日本人にサインし続ける傍ら、本田くんは誰にもサインをせがまれずにバスに乗り込んだそうで、現地の人は「オランダではそんな事はありえない」と驚いていたそうです。探せば他にもエピソードがあり、オランダ戦後、日本では俊輔(の試合後のコメント)により完全に戦犯扱いされた本田くんですが、オランダの新聞では「日本は本田の良さを殺している」と逆に擁護されていました。また、オランダ代表監督も「中村のところが穴だった。もっと早くそこを付いていたら楽に勝てていた」といった旨のことを話しており、日本では俊輔がエースで本田くんは口だけの戦犯、オランダでは俊輔が穴で試合中無視された本田がかわいそうという全く正反対の評価となっていたのが皮肉なところです。

そんな本田くんですが、アクエリアスのCMに起用されるなど、少しずつではありますが、日本でもやっと風が吹いてきたのかなという印象があります。オランダでは複数のCMに起用されていたのに、日本ではメディアで目にすることがないという不思議な状態がついに変わろうとしています。

元記事では、本田は「メイド・イン・オランダ(オランダで生まれた)。逆輸入のスター」と銘打たれていますが、まさにそのとおりだと思います。日本からスポンサーが付いていったわけでないのでジャパンマネーもなかった本田くんを一人のフットボールプレイヤーとして評価してくれたオランダ、対して、本田くんをスルーしてきた日本。少しいびつな形でも若い芽が育つのを温かく見守る度量のあったオランダと、平均とは異なる芽を許さなかった日本という差がこの違いを生んだということでしょうか。

近い将来、本田くんが日本を代表する世界的プレイヤーになった際には、日本は本田くんを見い出し、見守ってくれたオランダに感謝をする必要がありそうですね。また、そうなった場合、日本の度量のなさが「世界のトッププレイヤーになるはずだった日本の若い才能」を摘み取ってきた可能性を再考する必要がでてきそうです。日本がオランダのように本田くんのようなプレイヤーを見守ることができる大人になったとき、日本のサッカーもオランダのような大人になるのかもしれないですね。

そして本田くんには、次はぜひロシアのスターとなってほしいですね。

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サッカー日本代表の岡田監督が、スペインのエスパニョールで出場機会を失っている日本代表MF中村俊輔に対して南アフリカW杯メンバー内定とも取れるコメントをしていたようですね。

岡田監督は

彼が今まで(代表)チームにとってどれだけの役割を果たしたか。そういうことも考慮する

今どうのこうの言っても仕方がない。俊輔がチャレンジしているわけですから。バルセロナに移籍したアンリだって1年目は本当に苦労した。そんなことでいちいちこっちが…

選ぶ時点でもう一度確認するし、そんなに心配はしていない

と語り、W杯予選14試合中11試合に出場したという実績を重要視する考えを示しました。

俊輔は所属するエスパニョールに適応できておらず、ポチェッティーノ監督がシーズン当初からトップ下、右サイド、左サイド、ボランチなどあらゆるポジションで試してくれたにも関わらず前を向いたプレーができず、チーム内での信頼を失うとともにリーガでの前半戦ワーストイレブンという不名誉な結果になっています。

先日、俊輔の代理人がエスパニョール入りし、今の出場数ではW杯に影響が出ると出場機会の増加を要求したというウワサがあります。ポチェッティーノ監督はこれに対し、俊輔側の心配はもっともだと心配しているものの、結果が出ないことと、俊輔が出場していない試合の方がスムーズに試合が進むというデータもあり、何かと苦労をしているようです。

今節の試合も俊輔がベンチ外の中、新加入のオズバルドがゴールを決め、ひさしぶりの勝利かと思われた矢先に不運のPKによる同点となってしまいましたが、ボールポゼッション60%という数字を残すなどエスパニョールとしては復調の兆しをみせています。

現時点での俊輔の個人成績は0ゴール0アシスト。厳しいデータとしては、俊輔が未出場の試合では4勝2分1敗と大きく勝ち越しているものの、先発している試合では0勝3分3敗と未だに勝ちがありません。俊輔が途中出場している試合は1勝0分5敗となっていますが、最近では勝ち負けに関わらない状態になって初めて声がかかって出場するため、俊輔がどうというのにはあまり関係してなさそうです。

周囲を取り巻く状況はあまり良くないものの、肝心の俊輔が以前のキレを取り戻せればよいのですが、足が痛い→チームがMRIによる検査をするが異常なし→坐骨神経痛だ→チームが超音波検査をしたところ坐骨神経痛ではなくただの筋肉疲労と診断→伸ばすと痛い、と、こちらも暗礁に乗り上げている感があります。

岡田監督の真意が発した言葉そのままで、それが今後も変わることがないならば、南アフリカW杯にはエスパニョールでベンチまたはベンチ外の俊輔をエースとして中心に据えたチームで挑むことになりそうです。

同組のカメルーンが不調のために多少のチャンスが出てきた感もあるのですが、もしこのままの状態で日本がW杯に望むのならば、カメルーン、オランダ、デンマークに完膚なきまでに叩きのめしてもらった方が将来の日本サッカーのためになるような気もしてきました。

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サッカー批評という雑誌が「日本人はサッカーに向いているか?」というなかなか興味深いテーマを取り上げて掲載していました。

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表紙に本田くんが大きく出ていたので、もしかしてメインで載っているのかと思ったのですが、残念ですがそういうわけでもありませんでした。内容的にはそのタイトルどおり、各方面から「日本人はサッカーに向いているか?」というテーマについて検討しています。

たとえば、「日本のサッカーは責任の所在が曖昧」という指摘が掲載されていました。ゼムノビッチがこれについて次のように語っています。

オシムが最初にマンツーマンをやらせた。それは責任をはっきりさせるためなんじゃないかな。ゾーンだと、どうしても責任が曖昧になる。欧州では根底に1対1という考え方がある。1対1に何回勝って何回負けたか。それが直接個人の評価につながる。だから守備をする側は、必ずボールを奪いにいく。ところが日本はアプローチは早いけれど、相手に寄せるまででボールを奪いにいかない。インターセプトをできる選手が少ない。組織の戦術の中で個の責任が曖昧になってしまっている

かつて元日本代表DF中田浩二が海外挑戦した際に、1対1の多さに驚いたそうです。日本では必ず別のDFがサポートに行き2対1の状況を作り出すそうですが、海外ではサポートに来ないこともザラだったようです。

確かに責任が伴うのか伴わないのかでプレーの質は全く異なるものになりそうです。DFにとっては生きるか死ぬかがそこにかかってくるわけで、1対1にとにかく強くなるためにあらゆる努力をするでしょう。その上で組織としての守備を身につけたチームが欧州のトップクラスとなっているのでしょうね。

他には「日本人は意思表示をほとんどしない」という指摘もありました。欧州でUEFA公認A級指導ライセンスを取得した林氏が、オランダの指導現場を日本と比較して次のように語っています。

練習の場でも、すぐにケンカを始め、文句も言い出すし、罵声も浴びせる。ときには相手を蹴り飛ばすようなこともある。本田の自己主張なんて、まったく普通のレベルですよ。先日の日本戦で代表デビューを果たしたフェルトハウゼンは、フィテッセのユースで2年間ほど教えたんですが、GKなのに負けていると攻め始めるんです。ゴールが近ければシュートまで打ってくる。ところが日本の子供たちは、ものすごく静か。激しい当たりもないし、文句を言うのも教育上許されていないみたいで

記事では「要するに日本の子どもたちは、早い段階から教育的な規律に縛られ過ぎて、戦う本能を削がれてしまっているのかもしれない」としています。

確かに海外のストライカーなどは、自分の攻撃が最大限に活かせるようなパスをとにかく要求するようです。前述の1対1の話と同様にFWの評価はあくまでゴールという結果。日本ではいい形で攻めることができれば得点がなくても良しとされることが多いですが、海外では点を取れるかどうかが自分の生き死にに関わってきます。必然的にゴールを奪うための要求、つまり、意思表示も強くなってきます。

以前にマンチェスターユナイテッドのユースでプレーしていた友人と話をしていた時に、日本では相手とマッチアップした際に、抜く、止めるといったことより、どういうアクションを取ったか、どう相手にプレッシャーをかけたかを問われ、海外では逆に抜いたか止めたかを問われるということを言っていました。つまり、日本では「負けてもOK、ただし、約束事を守れなかったらNG」、海外では「負けたらNG」ということです。

本書ではさらに「海外と日本では練習の内容に大きな違いがある」ということも指摘しています。日本ではボールを使わない練習が多く、また、内容的にも質よりも量に重きを置いているそうです。

常にボールを使い、短時間で様々な要素を取り入れた効率的なメニューをこなし、育成年代では絶対に無理をさせない。同じことを1000回繰り返すより、10回を集中して行う方が重要です。また私の知る限り、年間を通してオフがないのは日本だけだが、それも良くないことだと思う

オランダでは何より効率を重視する。1回90分間程度の中で、ものすごく負荷の高い練習をする。でも日本では逆で、まだ時間が長くて負荷が少ない傾向にある

日本でも探せば天才はいる。しかし、その芽を規制の多い練習で摘んでしまっている

としています。

また同様に、日本人が実戦よりも練習に重きを置くということも指摘していました。日本では、下位チームで試合に出続けることよりも、試合に出ずとも上位チームの練習に参加する方に価値を見出す傾向にあるようです。これはステータスやメンツにこだわるという日本人特有の考えもあるのかもしれません。逆に海外では「試合」を「最高の練習」と捉えるのが一般的で、上位チームにいても出場機会を求めて下位チームに移籍することも少なくないようです。

こういった考察を総合的に考えると日本人はサッカーに向いていないのかと考えてしまいますが、あくまでこれは現在の状況から導きだしたものでしかないと個人的には思います。日本のサッカーに問題点はいろいろあると思いますが、やはり最も大事なことは強い相手と数多く試合をすることだと考えています。

日本人は年間を通じてほとんどを日本人やアジア人と試合をしています。逆に欧州の人たちはレベルの高い欧州の人と常に試合をしています。W杯予選で考えても、(失礼ですが)香港やタイ、バーレーンといった国と戦う日本と、イングランドやオランダ、スウェーデンといった国と戦うのでは予選突破プロセスの価値が全く異なります。

とはいえ、日本自体を欧州に組み込むこともできないので、日本サッカー協会が強豪とばかり試合ができるようにマッチアップするとか、10年、20年というスパンで多くの日本選手を海外挑戦させる構想を立ち上げる、もしくは、出すのが無理なら、欧州の名監督、実力のある選手を大量にJリーグに獲得するなど、長い目で見たプラニング、そして、強烈なテコ入れが必要だと思います。あとはマスコミがしっかりと日本を評価することも大事です。オランダに完敗した後に香港に勝つと「問題点を修正」「やっぱり俊輔だ!!」というノリになりがちですが、「まったく性質の異なる試合」であることを指摘するのも重要です。

さて、話を本に戻すと、昨年の日本vsオランダ戦、ガーナ戦、スコットランド戦などを総合した選手の評価が掲載されていました。Aをワールドクラス、Bを日本代表でトップクラス、Cが日本代表の平均、Dが日本代表にふさわしくないといった形でランク付けしています。ここでは本田くんがプレーする中盤の各選手について紹介します。(Aが付いている選手はいませんでした)

■ 本田圭佑 総合65点

  • フィジカル B
    • 身体の使い方はものすごく上手い。必然、ボールキープ率が非常に高く、相手にボールを奪われない。致命的なのは、スピードがないこと。それゆえドリブルの際に加速がつかない。これは彼の将来を左右する問題になるかもしれない
  • 判断力 B
    • 戦術理解度は高い。スピードがないのに、あれだけ得点に絡んだり、フリーになったり、抜け出したりできるのは判断力がすごく高いから。でなければ、スピード不足を補えない。前でボールをもらえるようになれば、もっと怖い選手になる
  • テクニック B
    • トラップが良くないとシュートの体勢に入れない。逆を言えば、シュートが上手いのはトラップが良いからだ

■ 中村俊輔 総合55点

  • フィジカル C
    • ディフェンスに関してはあまり身体を張ったプレーが見られない。フィジカルコンタクトが好きではないのかもしれない。また、ディフェンスのときに自陣への戻りが遅い傾向にある
  • 判断力 B
    • 決定的なスルーパスが見られなくなってきている。今後の不安要素だ
  • テクニック B
    • トラップやパスは優れているが、右足を使ったところをみたことがない

■ 遠藤保仁 総合55点

  • フィジカル C
    • 身体を入れる能力は高い。守備に関しては最低限の役目をこなしている。彼はボールに足をチョンチョンと出すディフェンスが得意。そうしたプレーをするのは彼自身がフィジカルの部分はあまり強くないと自覚しているからだろう。スピードも最低限備えている
  • 判断力 B
    • 全体的にテンポが独特。ちょっとテンポが遅く感じるものの、周りが見えているのでフリーな選手にフワっとしたパスを通せる。ただし速いパスが見られなかった
  • テクニック C
    • 全体的に緩いパスが多い。ただ、それが彼が持っている間合いの特徴でもある

■ 長谷部誠 総合65点

  • フィジカル B
    • 1対1のときに状況を判断して、ときにはファイルも辞さないプレーをする。トーゴ戦での前半早々、相手に抜けられそうになったとき、ぎりぎりその選手に追いついてケアをした。スピードも遅くなく、身体を張ったディフェンスができる
  • 判断力 B
    • 組み立て能力はある。後ろでのボール回しに参加したあと、ボールを受け自分で前を向いてシュートレンジまで持って行ける。縦への推進力が強み
  • テクニック B
    • パスは速くて正確。スピードに乗った状態でゴールを目指した方向にトラップできる

■ 中村憲剛 総合70点

  • フィジカル C
    • 身体の使い方は上手いのにディフェンスで身体を張ることが少ない。守備に関してチームの役に立っているのかどうか疑問
  • 判断力 B
    • ボールをもらう前から状況を判断している。ボールを持って前を向ければ、意表をついた森本への裏へのパスなど、相手に脅威を与えられる。ある場面ではボールこそ出てこなかったものの、相手の嫌がる裏のスペースへ飛び出す判断も見られた
  • テクニック B
    • ゴールに向かうためのトラップやパスを、しっかりと周りを見て判断できる。目的がしっかりしている。相手が嫌なところにスルスルと抜けるプレーが何度もあった

この欧州遠征では長谷部の評価がとにかく高かったようですね。特に欧州の人に評価されていたようです。日本人による評価では中村憲剛が良かったようです。本田くんはサブ扱いだったりチームメイトからスルーされた試合もありましたが、何気にゴールという結果を見せたのは評価に値すると思っています。

と、まだ書きたいことはありますが、長くなったので今回はこのあたりで終了したいと思います。

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