ロシアプレミアリーグ第19節、本田圭佑くんの所属するCSKAはホームにアラニアと対戦し2-1で勝利しました。

CSKAのフォーメーションは最近好調をキープしている中盤がほぼ横一列に並ぶ4-4-2で、ラブとドゥンビアの2トップ、トシッチとオリセーの両翼、そして、中央に本田くんと今節に限ってはシェンべラスの代わりにママエフが起用されています。4-4-2が採用される場合にはクラブの象徴とも言われてきたザゴエフもベンチスタートとなるようですね。

前半は、組織的とは言えないもののとにかく前線からプレスをかけるアラニアに対し、余裕を持ってプレスをかわしながらビルドアップを狙うCSKAという構図で始まります。今節の前半に限って言えば、CSKAのビルドアップの中心は本田くんであり、まさにスルツキー監督の言うBox-to-boxを体現し、何度も何度も自陣から敵陣深くまでボールを運んでいました。
好調な新生CSKA攻撃陣の輝きがゴールネットを揺らしたのは前半5分、左サイドでボールをキープしたラブにトシッチがフォローに付き、微妙な状態から強引に上げた逆サイドへのクロスの落下点に入ったドゥンビアがダイレクトで振り抜くとボールはキーパーの手をかすめてゴールネットに突き刺さります。
その後も流れるようなパスワークからCSKAがアラニアゴールに襲いかかりますが、不思議と追加点が入りません。そうしている中でCSKA側にアクシデントが起こります。前半36分に突然ドゥンビアが自らピッチの外に出てそのまま負傷交代となります。ドゥンビアに代わって入ったのは10番を付けるザゴエフ。入った場所こそドゥンビアより下がり目のトップ下に近い位置でしたが、フォーメーションは4-4-2をキープしていたように感じました。
後半に入るとCSKAは4-4-2から4-2-3-1にフォーメーションを変えてきます。4-2-3-1のフォーメーション自体は結構好きなのですが、現状のCSKAに限って言えば、センターハーフである本田くんの上がるスペースがなくなり、両翼のトシッチとオリセーへのパスが分断され、さらに、時折少し下がってチャンスを作るラブが1トップで孤立し、結果、全てが個人能力に頼る単調な攻撃になってしまうという悪い流れがあります。今節も全てのパスがトップ下のザゴエフに集まり、1トップのラブにスルーパスを送って(出しどころが1人なので)余裕を持ってカットされるという単調で良くない攻撃がしばらく続きました。逆に、アラニアは間延びしていた中盤がコンパクトになり、CSKAを攻める回数が多くなっていました。
しかし、後半25分にトシッチが待望の追加点を奪うとチーム全体に余裕がでてきたのか、CSKAの攻撃が再び活性化してきました。とはいえ追加点は奪えず、後半ロスタイムにアラニアにPKを献上し、2-1で試合終了となりました。

本田くんはボール運び以外にも、キーパーに止められたものの前半に強烈なボレーシュートを放ち、FKでもキーパーが弾いてあわやゴールというシーンを演出し、後半にも本当にわずかにゴール左にそれるシュートを放つなど、攻撃面でも積極性を見せていました。
そういったことが評価されたのか、ここ最近は5.5から6.0という評価点でしたが、今節は6.0-6.5という高めの評価点となっていました。

ロシアプレミアリーグ第19節が終わってCSKAはゼニト、ルビンに続く3位です。ゼニトが頭1つ抜けた状態になっていますが、最低でもUCLストレートインの2位、もちろん、ゼニトを破っての優勝を狙っていきたいところですね。
次は、日本に帰国してのパラグアイ戦となります。ちょうど新生日本代表の監督がアルベルト・ザッケローニに決まったこともあり、しっかりアピールしていきたいですね。イタリア人監督ということで、個人的にはついに日本にも組織的な守備がやってくるのではと期待しています。でも攻撃が好きな人という話なので、むしろイケイケだったりするのですかね。
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