Archive for » July 26th, 2010«

本田くんが所属するCSKAモスクワはホームでスパルタク・ナリチクと対戦し、1-2で完敗しました。

1-2と聞くと惜敗という感じですが、何度も決定的なチャンスを作られた上にCSKAのチャンスは数えるくらいしかないという展開で、もしあと少し運が悪ければ1-4、1-5で負けていたかもしれない試合内容でした。

さて、この試合、W杯後の休暇を除くと、本田くんにとっては初めてのベンチ外の試合となりました。ケガも心配されましたが「ケガではない」というコメントがあり、そうなると移籍に関する問題、もしくは、希望ポジションに関する問題のいずれかということになりそうです。

実際のところ、25日のベンチ外選手たちによる練習に参加した本田くんは、

監督と話をして今回はプレーしないことにした。いろいろな選手がいると思うけど、オレは試合に出られればそれでいいというタイプではない。オレは譲れないものは譲れないと思っている

と語っていたようです。

なお、この問題については本田くんはかなり悩んでいるようで、もっと自分の色を出せる前目のポジションでプレーしたいという気持ちと、チームためのに中盤でバランスを取らないといけないという気持ちの間で揺れ動いているようです。ただのエゴイストであればもっと自分の気持に素直に行動できるのですが、責任感や日本人的な感覚を併せ持つ本田くんだけになかなかエゴを貫くのは難しいのでしょうね。個人的にはそういった葛藤も含めて本田くんのいいところとして評価したいと思っています。

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さて、CSKAに話を戻すと、今節の敗北はかなりの痛手だったと言えます。首位のゼニトに続いて2位をキープしてきたCSKAですが、ルビン・カザンに抜かれて3位に後退してしまいました。その上、対戦した4位のスパルタク・ナリチクにも勝ち点2で迫られる最悪の結果となってしまいました。首位のゼニトが未だ無敗という取りこぼしの全くない状態であり、仮に直接対決で勝ったとしても勝ち点差は6残ることになり、優勝の可能性はかなり薄いと言わざるをえません。また、UCL圏内で3位以内も黄色信号が灯っていると言って過言ではないでしょう。

CSKAの問題はやはりチームとしての連動性が少ないことだと考えています。今節の結果はまさにそれが原因で、多くの代表クラスを揃えた才能豊かなCSKAが、1、2人のテクニシャンを有しチームとしてまとまりのあるスパルタク・モスクワに敗れました。私は「パサーばかりでは試合には勝てない、仕掛ける選手が前には必要」と思う派ですが、そんな私でさえCSKAは個人で仕掛けすぎだと感じますす。シーズン開始時あたりはそういった選手がクラシッチやシェンニコフくらいだったため潰されてもどんどん仕掛ければいいと思っていましたが、今ではザゴエフにオリセーにオディアも加わり、チームとしての重心が前に行き過ぎてしまっています。

そのあたりをスルツキー監督がどう修正していくかですが、我が強そうなメンバーばかりなだけに調整は大変そうです。そういった意味で責任感の強い本田くんにバランサーとしての白羽の矢が立ったと言えるのですが、その作戦も失敗に向かいつつあります。

今後いろんな意味でのCSKAの舵取りが重要になってきそうですね。次節は8月1日のスパルタク・モスクワ戦です。本田くんが復帰するのか、その場合、どのポジションでなのかが注目となりますね。

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カテゴリ: Football (サッカー)  タグ: ,  5 コメント