Archive for » February 3rd, 2010«

OLYMPUS PEN E-PL1の発表とともに、かねてから登場が予告されていたマイクロフォーサーズ規格の新レンズが2本、発表されました。

1つは、広角から望遠までカバーする高倍率ズームレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6です。

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7枚羽根の円形絞りにインナーフォーカスを採用し、俊敏で静粛なAF速度を実現しているようです。OLYMPUSによると「静止画だけでなく動画でもストレスなく快適な撮影を楽しめる」としています。

フィルター径は58mmで本体サイズは63.5×83mm、重量は290gです。

同じくマイクロフォーサーズ規格レンズとしてパナソニックから出ているLUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.が70×84mmで460gとなっているので、こちらと比較するとかなりコンパクトにまとまっていますね。まぁ、パナソニックのレンズはレンズ内手ぶれ補正が付いているので重量に違いがあって当然といえば当然なのですが、あとは、OLYMPUSのインナーフォーカスというのがどの程度パナソニックのリニアモーターに対抗できるモノなのかどうかというところですね。

もし、同レベルの高速性と静音性を実現できているのなら、ボディ内手ぶれ補正の付いたE-P1/E-P2/E-PL1ユーザーについてはOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6を選択してほぼ間違いないということになります(実際は両者の写りも考慮する必要がありますが)。

発売時期は5月下旬で、価格は9万2400円です。当然ながら安くはないですね。あとは実際に使ってみてのレビューを待ちたいと思います。

もう1つのレンズは超広角ズームレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6です。

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標準ズームレンズと同じ沈胴式を採用することで、56.5×49.5mmというコンパクトさを実現し、同様のスペックを持つフォーサーズ規格のZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6と比べて、体積で50%以下、質量でも60%以下の155gを実現しています。

こちらも従来のマイクロフォーサーズ規格のレンズに比べてAFの高速性と静音性を実現しているようです。

発売時期は4月下旬で価格は7万4550円となっています。

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少し前から登場がウワサされていたとおり、OLYMPUSから新型マイクロフォーサーズ機であるE-PL1が登場しました。

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位置づけ的には「廉価版」のはずなのですが、そのスペックを見たところ必ずしもそうとは言い切れない魅力が詰まっているようです。

これまでE-P1、E-P2とコンパクトながら外装にも妥協をしない高級路線を歩んできましたが、E-PL1では外装のディティールを簡略化し、標準ズームである14-42mmをセットにしたもので599.99ドルとかなり価格を抑えてきています。

しかしながら、スペック的にはE-P2をほぼ踏襲したものとなっており、1230万画素のLiveMOSセンサー、ボディ内手ぶれ補正機構にゴミ取り装置もしっかり搭載されています。そして、E-P1ユーザーがせつなくなってしまいそうなのが、型番にLiteのLが付く廉価版なのにE-P2の外付けEVFであるVF-2が装着できる端子を装備しており、同じくE-P2から加わったi-FINISH仕上げモードまで搭載しています。

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もちろん、E-P1ユーザーを納得させるためというわけではないでしょうが、背面のモニターが一回り小さい2.7型(27万画素)になりインターフェイスも簡略化されています。また、ISO感度も6400ではなく3200が最高値となっています。というか、E-P1で6400を使ってる人ってほとんどいないような気もしますが。

しかし、逆にE-P2にも付いていないポップアップフラッシュを搭載し、あると便利と言われてきた録画専用ボタンまで装備されています。その上、AFの速度まで体感できるほど改善されているそうです。サイズこそ114.6 x 72.2 x 41.5 mmとほんの少しだけ大型化していますが、重量は30gほど軽くなって296gと、見た目のディティールを除けば最上位機種と言ってもよいかもしれません。

iPhone.Mac.E-420.E-P1_0311.png

日本で展開されるボディカラーは、ホワイト、シャンパンゴールド、ブラックの3種類です。発売予定日は2010年3月5日。店頭予想価格は、ボディのみが7万円、14-42mmとのセットが8万円、14-42mmと40-150mm(こちらはフォーサーズ規格のものでマウントアダプタMMF-2が同梱となるようです)とのセットが10万円です。

なお、E-P1/E-P2と同じく専用のボディジャケットやインナーケースが用意され、さらに、純正防水プロテクターも用意されるようです。

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少し前の記事になるので取り上げるか悩んでいたのですが、本田くんがロシアのCSKAモスクワへ移籍し、VVVフェンロ、そして、オランダから離れることになったので、その区切りとして紹介したいと思います。

東アジアサッカー連盟のオフィシャルサイトに掲載されたEA EUROPEAN – BASED PLAYERS REPORTの第8回に、オランダでの本田くんをずっと追いかけ、非常に読み応えのあるコラムを書き続けてくれていた中田氏(元日本代表の中田くんではありません)のレポートが掲載されています。

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レポートの詳細についてはもちろん元記事を読んで楽しんでいただくとして、ここではその内容についてざっと紹介したいと思います。

記事では、今季のVVVフェンロの開幕戦であるPSV戦、0-2とリードされて「やはり今季もPSVは強いな」と誰もが思ったところからオランダの「本田フィーバー」がスタートしたとしています。

後半8分、本田くんが見事なヒールパスでアハハウィのゴールをアシストし、同15分には自らボレーシュートを放って2-2の同点としました。そして、何より圧巻だったのは、ベルギー代表MFティミー・シモンス、メキシコ代表DFカルロス・サルシード、オランダ代表DFディリク・マルセリスというPSVの一流選手をかわしながら50mのドリブル突破をみせたところです。サイドからゴールに向かう形になったため最後は角度が足りずゴールキーパーをかわすには至りませんでしたが、あわやそのままゴールか!?という期待さえ持つことができました。

本田くんは昨季、オランダ2部リーグでMVPを取る活躍を見せましたが、あくまで「2部だろう」という色眼鏡で見られていました。しかし、この初戦でそういった偏見を吹き飛ばし、「オランダ語も話せないのにキャプテンマークを巻き、得点力もテクニックもある金髪の日本人」という全く異なったインパクトをオランダ国民に与えることになります。

この日からテレビのサッカー番組は何度も冒頭の15分間を本田特集に費やし、ある試合の解説では「この試合、本田はFKから1点を取ったけど、すごいプレーは得点シーンじゃなくて彼が2度見せた素晴らしいトラップ。その映像が映るから見て見て見て。ほーら、サンシーロ・モーメント(めったに見られない素晴らしいプレーの意味)。」と本田くんに最大級の賛辞を贈っていたようです。また、本田くんとPSVのアフェライ(オランダ代表MF)のどちらがオランダリーグ最高のMFかということも議論されたようです。

そして、2009年9月5日、日本代表vsオランダ代表戦がエンスヘデで行われました。本田くんは中村俊輔の控えという形(試合では別の選手と交代して途中出場)でベンチスタートでしたが、オランダのコメンテーターは「我々の本田が何とスタメンじゃありません。それほど日本は強いのか!?」と叫んでいたそうです。試合前には、本田くんを大事にしてくれるオランダだけにそういった声も出たりして!?というギャグというか妄想のようなコメントは日本でもいくつか出ていましたが、実際にオランダの人がそういうアクションを取ってくれたというのは、日本人としてなんてありがたいことだろうと感じます。

そういえば、同試合で日本がフリーキックを獲得した際、オランダサポーターから「ホンダー!ホンダー!」という大合唱が自然と巻き起こりました。本田くんも蹴りたいと何度も主張しましたが最終的には俊輔が譲らず、オランダへの恩返しとなる本田くんのゴールを見せることはできませんでしたが、こういった光景って未だかつて起こったことがあったのでしょうか。かつて、所属していたローマを去った中田くんがアウェーのローマ戦で「ショーグン!ショーグン!(ローマ時代の愛称)」とコールされたという話は耳にしたことがありますが、国際試合で敵国に応援されるというのは私の知る限りでは初めてです。

また、オランダ戦後には、日本代表のバスの前で俊輔が日本人にサインし続ける傍ら、本田くんは誰にもサインをせがまれずにバスに乗り込んだそうで、現地の人は「オランダではそんな事はありえない」と驚いていたそうです。探せば他にもエピソードがあり、オランダ戦後、日本では俊輔(の試合後のコメント)により完全に戦犯扱いされた本田くんですが、オランダの新聞では「日本は本田の良さを殺している」と逆に擁護されていました。また、オランダ代表監督も「中村のところが穴だった。もっと早くそこを付いていたら楽に勝てていた」といった旨のことを話しており、日本では俊輔がエースで本田くんは口だけの戦犯、オランダでは俊輔が穴で試合中無視された本田がかわいそうという全く正反対の評価となっていたのが皮肉なところです。

そんな本田くんですが、アクエリアスのCMに起用されるなど、少しずつではありますが、日本でもやっと風が吹いてきたのかなという印象があります。オランダでは複数のCMに起用されていたのに、日本ではメディアで目にすることがないという不思議な状態がついに変わろうとしています。

元記事では、本田は「メイド・イン・オランダ(オランダで生まれた)。逆輸入のスター」と銘打たれていますが、まさにそのとおりだと思います。日本からスポンサーが付いていったわけでないのでジャパンマネーもなかった本田くんを一人のフットボールプレイヤーとして評価してくれたオランダ、対して、本田くんをスルーしてきた日本。少しいびつな形でも若い芽が育つのを温かく見守る度量のあったオランダと、平均とは異なる芽を許さなかった日本という差がこの違いを生んだということでしょうか。

近い将来、本田くんが日本を代表する世界的プレイヤーになった際には、日本は本田くんを見い出し、見守ってくれたオランダに感謝をする必要がありそうですね。また、そうなった場合、日本の度量のなさが「世界のトッププレイヤーになるはずだった日本の若い才能」を摘み取ってきた可能性を再考する必要がでてきそうです。日本がオランダのように本田くんのようなプレイヤーを見守ることができる大人になったとき、日本のサッカーもオランダのような大人になるのかもしれないですね。

そして本田くんには、次はぜひロシアのスターとなってほしいですね。

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