南アフリカW杯で2ゴール1アシスト、そして、4試合で3回のM.O.M.に輝いた本田圭佑くんの周辺が騒がしくなっていますね。

本田くん本人は、W杯後の100件にも及ぶTV出演オファーをすべて断り、地元の学校や市役所を訪れたあとはロシアリーグの再開を見据えて休養に充てるというマイペースぶりというかストイックさを堅持していますが、周囲の移籍への熱は上がるばかりという感じですね。

先日、イギリスのガーディアン紙が掲載した南アフリカW杯におけるベストパフォーマンスとしてデンマーク戦の本田くんを挙げてます。ベスト4に残っているウルグアイのフォルラン、ドイツのエジルとミュラー、スペインのビジャといった選手を抑えての1位評価というのはすごいことですね。
そんな世界的な評価もあり、CSKAへの移籍後まだ半年しか経ってないのにも関わらず、本田くんの移籍が現実味を帯びてきました。
日本での移籍記事の大半は裏付けのない憶測記事になりますが、今回は海外記事による裏付けの取れたものも出てきたようですね。
まずは少し古い話となりますが、本田くんがオランダのVVVフェンロに所属していた頃、アーセナルへの移籍のウワサが出ていました。最近、その話に対してヴェンゲル監督が「今年の冬の移籍市場で本田に500万ユーロでオファーを出したがCSKAに競り負けた」というコメントをしていました。つまり、しばらく前にアーセナルが本田くんを獲得しようとしたことが明るみに出たということです。
そして、現時点での情報としては、多くの人がそのウワサを耳にしているであろう、セリアAのACミランへの移籍話があります。すでにACミランがCSKAに対して非公式で1000万ユーロでオファーを出し、それをCSKAが断ったという情報がイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙に掲載されていました。
ACミランは欧州での返り咲きを狙ってチームの改革を進めており、ウワサされている4-3-1-2のフォーメーションにおけるトップ下の選手を渇望しているようです。本来ならそこにはロナウジーニョという選手がいますが、全盛期のキレがなく、構想からは外れているという情報があります。そこで、フリーキックという飛び道具もある本田くんが、1つのオプションとして浮上しているようです。ACミランの一部ファンの間では、本田くんの獲得に好意的なようですが、同時に高くて買えないだろうという意見も多く見られました。
一応、UAEのエミレーツ航空がACミランのスポンサーとして移籍金を用意するというウワサもありますが、どうなるのか非常に気になるところですね。
個人的には、セリエAが世界最高リーグではなくなったとはいえ、ACミランは非常に好きなクラブなので本田くんが移籍するなら応援したいと思っています。ただ、過去の経験に照らし合わせてみると、中田くんがローマからパルマに移籍した時のことを考えてしまいます。当時のパルマは大改革の目玉として中田くんを獲得しましたが、チーム全体がまさに新顔ばかりの烏合の衆だったことでスタートでつまずき、その戦犯に背番号10の中田くんがなってしまいました。もちろん、その後はプランデッリ監督の下に団結し、ムトゥ、アドリアーノ、中田くんの3人で構成されたトライデンテ(三又の鉾)という攻撃陣の活躍もあり、チームの再建に成功したわけですが、世間的には「パルマの失敗」「中田が戦犯」という印象が強いように思います。
中田くんについては当時世界最高リーグだったセリアAで数年に渡る実績がありましたが、本田くんの場合は実績の多くが短期的なものということもあり、長い目で見てもらえるのかどうかが心配な部分だったりします。本田くんの場合はそのインパクトの多くがUCLやW杯といった短期戦であり、CSKAでのリーグ戦は半年、オランダ1部でのリーグ戦も半年という短い期間です。オランダ2部での活躍は、リーグ戦の実績としては評価されづらい部分がありそうです。
ネガティブなことを書いてしまいましたが、そういったリスクを承知で本田くんがミランに飛び込むなら、今回も精一杯応援したいと思っています。CSKAへの移籍の際にも反対する人は多かったですが、結果的に今の「大成功」と言える結果があるわけですから、本田くんが「行く!」と決めたなら周りは気にせずに飛び出せばいいと思います。といっても、CSKAが出すならば、ですけど。
次に、ミラン以外で日本で盛り上がってるクラブといえば、バルセロナですね。しかし、バルサについては移籍に関しての海外の裏付け記事がなく、数ある補強候補リストの中に本田くんの名前があるという程度です。しかし、バルサの新会長に就任したサンドロ・ロセイが、W杯で活躍を見せた若手4選手に注目しており、その4人が、エジル(ドイツ)、ミュラー(ドイツ)、コエントラン(ポルトガル)、本田くんということで、少なくとも新会長に気に入られているのは本当のようです。
でも、バルサということを考えると、この4人の中では確実に4番手だと思います。やはり年齢がネックですよね。1人で全てを変えられる選手として呼ばれるなら年齢は二の次ですが、若手として呼ばれるなら24歳というのは結構キツイように思います。今まだW杯で活躍中のエジルやミュラーは21歳と20歳ですからね。
とはいえ、スペイン紙でこういう形で日本人が取り上げられるのは初めてのことであり、本田君自身は「日本初なんて興味ない」と言いそうですが、非常にすばらしいことですよね。少なくとも、スペイン人の日本人サッカー選手への価値観を変えてくれたと思います。
さぁ、移籍はどうなるのですかね。まずは大物が動いてからとなるはずなので、やはりW杯が閉幕してからでしょうか。L・ファビアーノ、イブラヒモビッチ、パト、セスク、フンテラール、ピルロ、クローゼ、アンリ、ロナウジーニョといった多くのビッグネームの移籍がとりざたされており、そこに、先ほどのエジルやミュラー、コエントランが加わります。それぞれがどう動くかによって、本田くんの未来が決定されていきそうですね。ゆくゆくは最初に動くビッグネームに加わっていきたいですね。
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