本田くんが所属するサッカー日本代表は南アフリカW杯前のラストマッチであるコートジボワール戦に0-2で敗れました。

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日本はウワサされていたとおりの4-2-3-1のフォーメーションを採用し、トップ下には遠藤ではなく長谷部を、そして、ボランチは阿部と遠藤で構成しました。中盤の左は大久保、右は本田くんです。

試合は前半13分にドログ場のフリーキックのこぼれ球がゴールに向かって走るトゥーリオの足に当たりまたもやオウンゴール。トゥーリオは一度お祓いでもしてもらった方がいいかもしれないですね。

日本はコートジボワールにすごくやられているという印象はありませんでしたが、連携が悪く勝手に自滅しているという感じがしました。トップ下の長谷部は気負いすぎていたのかパスミスが目立ちました。40分あたりの本田くんのボレーシュートが唯一のシュートというのが、いかに前半の攻撃が停滞していたかを物語っています。

試合前、岡田監督が「今日は45分だけの選手もいる」というようなことを発言していましたが、ハーフタイムに遠藤、阿部、本田くんを代えてきます。そして、ある意味、最後の審判とも言えるかもしれない、中村俊輔、中村憲剛、稲本を投入します。逆にコートジボワールは交代なし。

先日のイングランド戦では、ハーフタイムにメンバーチェンジなしだった日本がフレッシュな5人を入れ替えたイングランドの猛攻を受けましたが、今度は逆のパターンが起こりえるのか?と期待と不安を抱えた後半がスタートすると、俊輔を加えた日本の中盤が素早いパス回しを始めました。しかし、試合が動くのか?と思ったのもほんの最初の5分ほどで、どうもコートジボワールがプレッシャーをかけてこないから日本がパス回しをできていたというだけで、中盤でパスを回す日本に対してブロックを作っているコートジボワールが「だから何?」という感じで様子見をしていたという感じでした。

しばらくするとその様子見が終わり、コートジボワールの時間が始まります。リフティングをしながらドリブルしたり、「ボールを貸して〜」という子供にいじわるで大人がわざと高い位置でキャッチボールをするようにパス回しをしたり、端から見ても遊ばれているなぁという感じがしました。

日本はテクニックは世界レベル、フィジカルだけが足りないという話も聞きますが、この試合ではテクニックでも子供扱いされていました。また、コートジボワールはスタミナが切れたあとも、ピッチ全体を広く使い、自分たちは走らずにボールを走らせるという基本的なプレーも行い、お手本のようなサッカーをしていました。

日本は結局後半にも1失点をし、0-2で敗れました。試合前に日本選手が「内容だけじゃなくて結果もほしい」ということも口にしていましたが、内容も結果も持って行かれてしまいました。

この敗戦で日本は1998年に続く国際Aマッチ4連敗となります。まぁ、最後まで強いチームに挑んだのは評価したいところですが、こういう格上と戦う試合をしっかりメンバー選考の場面でしておくべきですよね。アジアでの格下ばかりと試合をして「日本は強い」という間違った印象を持つから失敗するわけで(今回はそれも失敗していましたけど)、しっかり世界相手と戦って自分たちの立ち位置を認識するべきですよね。

とまぁ、そんな話を今からしても始まらないので、今回は「負けて当たり前」というところからサプライズを見せてほしいところです。変に勝って「勘違い」と「楽観視」で南アフリカW杯に飛び込まなくてよかったのではないでしょうか。

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7 Responses
  1. ナッシュ says:

    初めまして。いつも楽しく読ませていただいております。

    本田は右での起用でしたね。個人的に真ん中で見たいと思うのですが、岡田監督にそういう考え方はないみたいですね。
    しかし、守備のことばかり報道したり騒いだり。もちろん守備から入ることは基本的に大切ですが。結局、サポーターもマスコミも、日本人の大半の根底にあるそれはイタリアのサッカー哲学に、実は近い気がするんですよね。どうせなら、いっそ割り切ってその道を進んでもいいと思うのですが。
    ただ、協会の中途半端な方向性に振り回され続けた選手達が、実は一番の被害者なのではないかとも思えますけど。

    私は、この二試合で全く通用しなかった攻撃陣に改めてがっかりしましたが、このような国の中で育つ選手達の中に、攻撃的なスター選手が現れるのは難しいなと思いました。Jでは組織プレーが大切ですから、個性のある選手達は基本的に消えるか、丸くなって平均的な選手になってしまいます。(勿論、Jの良い部分もあるにはありますが)
    家長や水野晃樹のように素材はそこそこ出てきますが、成長出来る環境が国内にはありません。かといって、海外移籍は運の要素も大きいですし。

    あと気になるのは、本田と森本を同時に起用しないことですね。バーレーン戦で見せた、森本がニアで潰れて後ろから本田が決めたゴールは、まさに理想的な動きのゴールでした。(相手は弱かったですが)
    ピッチに立つのが二人のどちらか一人では、もう厳しいと思います。日本というか、Jレベルの攻撃力では世界でシュートチャンスすら与えてもらえません。というかボールキープもさせてはくれません。
    シュートまで持って行く力や駆け引きの上手さ、大まかなその形さえも持ってない選手がアタッカーをやってる国も、日本くらいです。
    日本人が言うテクニックがリフティングの上手さだったら、もう日本はフリースタイルフットボールに力を入れたほうがいいと思いますけどね。

    このチームと監督では、グループリーグ勝ち抜けは厳しいでしょう。本田と森本には、どのような形でもいいので、それぞれ得点を決めて欲しいです。
    そして、自分達の名前を少しでも世界に覚えてもらえるよう努力して頑張ってほしいです。結果的には、そのくらいの意識の方が、チームの勝利に繋がるかもしれません。
    長文失礼致しました。

  2. 大小 says:

    韓国、イングランド、コートジボワール 死の3連戦となりましたね。
    E組の相手3カ国とほぼ同レベルと捉えると、希望はほとんど消えかかってます。
    でも上げ底イメージで日本は強いと植え付けたられた2006年チームより、愚直に強い相手に挑む2010年チームの在り方は嫌いでないです。
    上げ底イメージから現実を一気に見せられた2006ブラジル戦は、見ていてどうしようもなく惨めな気持ちになりましたから、あんな思いはもうごめんです。
    本田もイングランド戦で上には上がいるワクワクしたと言うてましたが、W杯初出場を目指してた頃の日本はそんな感じがまだ有ったのを思い出しました。
    この3連戦で痛感したのが、2006年からの4年で世界のサッカーは恐ろしくフィジカルUPしたこと。
    オシムが目指した日本人に合ったサッカーも、このフィジカルUPの波にはもろに飲み込まれたのではと想像します。
    巧みにパスワークと運動量駆使しても、どこかで1対1と球際の競り合いは避けては通れないですから。
    2010年チームのポジティブな部分は、身体を張る守備の強さでは2006年チームよりも全然良いと思います。
    2006年は良くも悪くも攻撃のタレントを集めたチームでしたから。
    岡田監督が固めようとしているレギュラーも結局身体を張って戦える選手がベースみたいですし、その選択は支持します。
    試合の7割は守備に費やす現実がはっきりしたから、それに耐え抜く選手中心でないと、試合にすらならないと思います。

  3. sakura says:

    ナッシュさん、はじめまして。大小さん、こんばんは。

    守備を貫くという考え方、おもしろいと思います。日本はこれまでポゼッションサッカーを採用していますが、ゴールまでに10回つないでも20回つないでも結局はバイタルゾーンの手前でのパス回しであり、11本目、21本目をガッチリ固められたゴール前にセンタリングして跳ね返されてまた最初から、もしくは、パスミスしてもう一度最初からというシーンをよく目にします。逆に、相手にはGKからの1本のパス、DFからの1本のパスをゴールにつなげられることも少なくなく、その両方が連なった場合にはポゼッションサッカーの虚しさを感じさせれます。

    これはポゼッションサッカーの限界というべきか、単に最後のアイデア不足と考えるべきか、、少なくとも、弱いチームはカウンターサッカーに活路を見出すという基本的な路線に進むべきなのかもしれないですね。

    個人的には、日本が妙に世界のサッカーに詳しく、そして、チーム作りをアジアとの戦いで行うことに一番の問題があると考えています。日本はアジアでは中堅、場合によっては競合であり、そこでポゼッションサッカーが採用されるのは特に不思議なことではありません。しかし、アジアでのバルサである(vs香港戦などはまさにそんな感じですよね)日本も世界を相手にすると弱小チームであり、その時点でそれまでのサッカーが破綻してしまうように感じます。さらに問題なのは、世界と戦うのはチーム作りの終盤であったり、世界と戦って負けても、次には再びアジアとの戦いで勝利して「チームの建て直し成功」「俊輔が復帰すればやはり日本は最強」みたいな勘違いに走り、本番直前まで何も修正できずに進むという印象です。

    常に世界と戦っていれば、自分たちの立ち位置を理解し、どうすれば本当に強いチームに勝てるのかを模索できると思うのですが、なかなかこういったことは実現されないですよね。

    岡田監督についてはここまできたら支持して応援するつもりですが、選手起用の微調整ができない監督だなぁと思います。FWに森本、トップ下に本田くん、左に松井、または、玉田ゾーンを期待して玉田、右に今の人選だと大久保か松井、という1回だけでいいから試してみたら?というフォーメーションを結局一度も採用しなかったですね。いつもの形から2、3人入れ替えた形を見たいのに、せっかく試すときにはぜんぜん違うフォーメーションに変えたり、突然、今まで試したこともない場所に起用したり、素人目で見て「これが普通に考えたらベストなんじゃない?」という形が絶対に出てこないですよね。それが玄人目というものなのかもしれないですが、結果が出ていないので信じてただ付いていくのも難しかったりします。

    なんにしても、希望がないといわれながらも、W杯を楽しみにしています。

  4. Galcia says:

    日本は中盤のテクニックだけなら世界レベル。遠藤はパスまわしだけならレアルマドリーでも通用するといわれていましたが
    あんな立ってパスを受ける選手なんか通用するわけがない。
    コートジボアールの黒人たちのほうが、プレミアみたいな速いパスまわしをしている。
    日本選手がそのボールまわしのテクニックについていけないのはショックだった。

    欧州での流れが、スプリント能力やフィジカル能力など、よりアスリートとしての要素が優劣をきめる世界になっているので、
    リーガでの俊輔の苦戦なんかみてると、時代の流れに取り残されたプレーヤーにみえた。
    フィジカルで負け、走りでも負け、テクニックでも負け、じゃあ一体どこで勝つんだという状態ですね。

    本田くんもCSKAでの躍動感は一切なく、窮屈そうなプレーをしてましたね。
    どうして日本代表のなかに入るとあれだけプレースピードが遅くみえるんだろうか。
    CSKAではもっと速いイメージがあるのだが。
    個人的には本田くんはトップ下で、さらに2トップ希望です。
    ポストプレーで落としたボールを本田くんがズドンと一撃で決めてほしいです。

  5. matasaburo says:

     こんにちは、matasaburoです。
     二試合連続のオウンゴールに、ドログバの骨折、今野のケガ、国際Aマッチでの4連敗――と結果も内容も後味も散々でしたね。
     負のオーラをまとったまま南アフリカに入るサムライブルー岡田JAPAN。
     本番の戦いの前に「もうとにかくやるしかない」などと指揮官や選手が言い出したら、もう、ダメな事が多いんですよね。
     初戦のカメルーンに負けたら、大半の日本国民はそれ見たことか、と激しく怒ることもなく、静かにサッカーから関心を失っていくのでしょう。

     日本代表の強化について、sakuraさんの言い分もわかりますが、しかし、日本はチーム作りをアジア各国との戦いで行いたいわけではありません。
     日本はAFCに所属しているため、義務としてアジアカップ予選と本大会、ワールドカップ予選、東アジア選手権の試合をしなければならないのです。
     今年になってからの代表のスケジューリングも、オシムジャパンが前回のアジアカップで3位内に入れなかったために、次回のアジアカップの予選が免除にならず、それでバーレーン、イエメン、香港と、貴重な国際Aマッチデーに強化には繋がらない試合をしなければならなかったのです。

     日本がカザフスタンのようにAFCからUEFAに移ることが出来れば、チームは強くなるでしょうが(その代わりワールドカップには出れない確率が高まりますが)、現実的に無理なので、同じAFC所属となったオーストラリアのように、やはり、中心選手がヨーロッパの主要リーグで活躍するしか、強化の方法は無いんだろうと思います。
     代表のマッチメイクについては、ホームのキリンカップではお金を積んでもコンディションの悪い一軍半しか来ないので、アウェーの試合をやりたいところですが、基本的に弱いチームだと興行が成立せず、呼んでもらえないのが現状ですね。どこの国も親善試合は協会の貴重な収入源なので、なかなか、難しいところです。

     でも、来年、CONMEBOL主催の南米選手権(コパ・アメリカ)2011アルゼンチン大会に招待されたので、地味にJFAもがんばったりしてますよ。
     他にも、アジアカップ2011カタール大会もあるんで、新たに背番号10を背負った本田の活躍が多く見られるかもしれませんね。
     ……あ、まだ、ワールドカップも始まってすらいないのに(笑)

     あと、Galciaさんが書いていることは、以前、本田がオランダにいたときに言ってたことに近いのかな、と思いました。
    「(代表とVVVでは)ボールを持ったときの“景色”が全然違います。代表は比較的みんなの距離が近いというか。こっちはワイドに広がっているサッカーなので必然的に代表よりタッチ数が多くなる」
     本田はよくたらたらと歩いていて、運動量が低いと批判されますけど、要するに緩急というかスイッチの切り換えが違うって感じだと思うんですよね。
     現在の日本代表は、運動量はあるんだけど、無駄走りというか、ちょこまか動くだけで効果的には見えないです。
     今、オランダ代表の試合を観ても、ボールを運ぶ段階ではそんなに走ってないんですよね。それでも、一旦スイッチが入ると、パシパシっとパスが回って、すごい気持ち良くゴールを決めてくれます……って、そんなことを考えて見てたら、ロッベンがケガしました。
     うーん、日本戦を考えればいいことなのかもしれませんが……。

  6. Galcia says:

    >matasaburoさん

    日本代表の本田圭佑はまるで別人にみえますよね。
    どうしてこれだけちがうのか。私なりに考察してみると
    本田くんの走力はトップスピードは早いんだけど、加速力がまったくない。
    だからCSKAのようにある程度スピードに乗った状態でボールを受けたらハマる。
    でも日本代表のサッカーはどちらかというと遅攻で、ゆっくりパスをまわすスタイルなので、
    完全に停止した状態からのプレーの連続なので本田くんのマイナス面の加速力だけが目立つ。
    なんか常に一歩目の出足が遅い。
    本田くんは加速力がないのが自分でわかってるはずなのに、遅攻のスタイルにあわせてしまうから、本田くんだけすべてのプレーが遅いように感じてしまう。
    あと、CSKAでは各人のワンプレーの時間が長いから、そのぶん加速力のなさという欠点が見えないのもあるのかな。
    とにかく日本代表とCSKAではあまりにも本田くんのプレーの質がちがいすぎますね。

    CSKAでの本田くんのプレー
    http://www.youtube.com/watch?v=C8izmBYtkuQ
    代表でもこういうプレーが見たいんだけどなあ。

  7. sakura says:

    Galciaさん、matasaburoさん、こんにちは。

    アジア枠での戦いに関しては、私はチーム強化のことばかり考えていましたが、AFCに所属するということは世界から見て弱いチームと対戦しないといけないというデメリット以上、そういった枠の中にいるからこそW杯に出場しやすいというメリットがあるということですね。確かに、仮に欧州に強引に所属したとしても、欧州の強豪たちに混ざって予選を突破できるかというと、現時点ではまずムリでしょうね。納得しました。そう考えると、matasaburoさんの書かれているとおり、コートジボワール代表のように多くの選手が欧州で活躍しているという状況を作り出すのがベストな選択ですね。

    Galciaさんの貼られている動画は、本田くんがボランチなのに超攻撃的に行った試合ですね。さらにいうと、あれだけ決定機を演出したのにゴールもアシストもつかず、結果だけ見るとCSKAの得点に全く絡まなかったという。。。

    私の意見としては、本田くんはサイドの選手でない、正確に言うと、現状はサイドよりも中盤を自由に使うプレーが合っていると思います。もちろん、CSKAでの中断前の最終戦のようにサイドでバランスを取るというプレーならできますが、サイドから相手を崩してゴールというプレーは想像できません。悲しいことに、日本で求められてるのはそういう救世主プレーですよね。これまでに中央から自由に動いて1つのオプションとしてサイドに流れ、そのままドリブルで攻め上がったというシーンは見たことがありますが、サイドだけという選択肢でドリブル突破というのは、特に背負ってボールを受けることが多い日本代表では難しそうです。

    では、サイドだとダメなのかというと、昨日の中田くんとの対談でもありましたが、ボールの受け方、ポジショニングを調整することで何とかなるのかなとも感じました。中田くんは1人でドリブルで攻め上がってスルーパスやシュートを放つプレーが上手でしたが、対談の中で、そのコツのようなものを話していました。最近はポストプレーとしてゴールを背にしてボールを受ける、もしくは、ビルドアップができないため下がってボールを受けに行くことも多いためなかなか前を向けませんが、そのあたりを工夫して前を向きながらボールを受けることで、動きを変えることができるかと。まぁ、言葉でいうことがそのままできるなら誰でも一流プレイヤーになってしまいますので、そんなに簡単にはいかないでしょうけどね。

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