本田くんが所属するCSKAモスクワはロシアプレミアリーグ第2節でディナモ・モスクワとホームで対戦し、0-0で引き分けました。

(たった4試合でロシア全国地区の有名人になりPROSPORTの表紙にもなりました)
CSKAはリーグ開幕戦と同じくトップ下にザゴエフを据え、本田くんはセンターハーフではなく負傷気味とウワサのゴンサレスに代わって左サイドで先発しました。
試合は終始ディナモ・モスクワが押し込む形で進み、前半だけで決定的なシーンは5、6回を数え、バーに嫌われたのが1回、アキンフェエフのナイスセーブが2回、あとは相手のミスで枠を捉えなかったことによる無失点で、前半だけで2、3点取られていても不思議ではありませんでした。
CSKAも前半に何度かいい場面がありましたが、チャンスを活かすことができませんでした。ザゴエフのトップ下についてはボールの収まりという意味では機能しておらず、後ろからザゴエフを含めた前線にパスを送ってもDFに跳ね返されるのがほとんどでした。また、連携もイマイチで、もったいないなぁというパスミスも少なくありませんでした。パスミスに関してはザゴエフだけでなく、本田くんも含めたチーム全体で目立ちました。
ただ、ポジティブな発見もあり、ザゴエフのフィジカルがかなり復調しているように感じられました。前半終了時に表示されたマッチステータスによると、ザゴエフは本田くんを抑えて走っている距離で1位となっていました。あとはザゴエフが中央に入った場合の連携ですね。本田くんが試合後に語っていたとおり、攻撃のオプションがほとんど1対1となっており、いくら個人能力が高くても、常に仕掛けてくるとわかっていると相手も選択肢が1つとなり守りやすいです。ザゴエフは新規加入選手ではないので、試合勘さえ取り戻せば連携も自然と高まってくるのかもしれません。
本田くんについては前述のとおり、めずらしくパスミスをするなど、過密日程での連続フル出場が効いているのか全体的に身体が重そうでした。もちろん、要所で効果的なシンプルプレーも見せていましたが、それでも左サイドだった前半は特に消え気味でした。
後半16分になるとザゴエフがママエフと交代しベンチに下がり、本田くんがトップ下に入るフォーメーションとなりましたが、結局、最後までゴールを奪うことができませんでした。
そんな本田くんですが、対戦相手のMFサメドフが「彼のプレーは賞賛に値する」と語り、FWボロニンは「車が走り回っているように感じた」とコメントするなど、相手にとっては怖い選手だったようです。評価でもアキンフェエフの7.5に次ぐ6.5の点数が付いていました。ちなみに、ボロニンは本田くんとの接触時に指を踏まれたようで「ホンダ車にひき逃げされた」といったことも言ってたようです。骨折してなければいいのですけど。

また、予告されていたとおり、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で激突するインテルのモウリーニョ監督が視察に来ていましたね。
モウリーニョ監督は
I have come to see CSKA because they have some new players with respect to last year. Above all, I wanted to observe Keisuke Honda.
(CSKAに新規加入した選手を見にきた。特に本田をじっくりと観察したかった)
と語っていたそうです。前半はメモを走らせていたそうですが、見たかったものが見えなかったのか、見るまでもなかったのか、それとも、すぐに丸裸にしてしまったのか、後半にはうたた寝するようなシーンもTVカメラに抜かれていました。
それにしても、CLに出ていたチームは軒並みリーグ戦で苦労しているようですね。疲労もさることながら、モチベーションも違うのですかね。モウリーニョもCSKAよりディナモがよいプレーをしていたことに対して、特に驚くことではないというコメントをしていました。
本田くんは試合後に
(左サイドでのプレーは)監督の指示だったんで、その中で自分の良さを出せればと思っていた。若干(右サイドの)クラシッチが前でオレがMFっぽくという指示で、それは狙い通りだったけど。攻撃の形が見えてこなかった
と語り、公式サイトでは
後悔してもしゃーないから切り替えるけど、今のパフォーマンスでは物足りひんのは間違いない。チャンスもあったわけやし、もう1つ上にいくにはあそこの個人技やと思う。ほんままだまだやわ…
とチームを勝利に導けなかったことに悔しさを滲ませていました。
また、モウリーニョの視察に関して聞かれた際には、今はモウリーニョのことよりも次のリーグ戦に集中したいとコメントしていたようです。本田くんには死角も慢心もなしという感じでこのあたりは安心ですね。
次節は3月26日にアウェーでAnzhi戦となります。その後は、3月31日にインテル戦、4月3日にZenit戦、4月6日にインテル戦という鬼のような過密日程となっていましたが、UCLのことが考慮されてZenit戦が少し後ろにずらされるようです。
本田くんはずっとフル出場となっており、これ自体はスルツキー監督の信頼を勝ち得ているということで喜ばしいですが、疲労の蓄積によるケガ等が発生しないか少し心配もしていたりします。
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