本田くんの所属するCSKAモスクワにとってのコパ・デル・ソル第2戦目、vs ローゼンボリ(ノルウェー)戦が行われ、CSKAモスクワが4-1で勝利を収めました。本田くんはトップ下でフル出場しています。

object_44.1265454464.55093.jpg

CSKAは前半4分に先制点を奪われる立ち上がりとなりましたが、前半20分にママエフからのゴール前へのロングパスに反応した本田くんが見事なトラップからシュートを放ち、キーパーが何とかゴールポストに逃れて跳ね返ったボールをネチドが蹴り込み同点に追いつきます。

本田くんはその前の同15分にも中盤で自らボールを奪ってあわやというミドルシュートを放っており、連戦による疲れは残っているとは思いますが、動きはキレていたように感じました。

前半24分には中盤でパスを受けたクラシッチがそのままDFをかわして勝ち越し点を奪うと、29分にゴンサレスのFKに再びネチドがヘッドで合わせて3点目を奪います。FKの立ち位置には本田くんもいましたが、ゴンサレスが左足でキレイなFKを放つなどキッカーに恵まれているこのチームではなかなかFKのチャンスが巡ってこないかもしれないですね。

同31分には頭を超えるパスに反応した本田くんがゴール前に抜け出しGKと1対1となりますが、ボールがイレギュラーバウンドをし、とっさに左足ループシュートを狙いますが高さが足りずにGKに弾かれてしまいます。あのスピードで微妙なバウンドによく反応したと言えますが、オイシイ場面だっただけに決めておきたかったところです。

CSKAは後半5分過ぎにもママエフがダメ押しの4点目を奪い、勝利を確実なものとします。

sports.ruによる選手評価によると、本田くんは概ね次のようなものになっていました。

評価 6.0

彼の前に向く姿勢は高く評価できる。エルフスブルグ戦よりは調子が上がっており、キャパシティについてはまだはっきりしないが、素直に見守っていても大丈夫なように感じる。ママエフからのロングパスの際には完璧なプレーを見せたと言えるが、ゴールポストだけが彼に追加点を許さなかった。他にも1対1を技術的に抜け出すシーンがあったが、GKの背後にボールを通すのには残念ながらごくわずかばかり高さが足りなかった

評価は次第点と言える6.0と低くはなさそうですが、同じ中盤のクラシッチが6.5、ゴンサレスも6.5というのを考えると、喜んでいる余裕はなさそうですね。ちなみに、チーム一の評価は2得点を挙げたネチド(7.5)でした。

しかし、CSKAの攻撃的MF陣のレベルは高いですね。オランダ1部リーグのMF陣でBEST5に入っていたと言われている本田くんが、(まだフィットし切れてないとはいえ)何とか付いていっているという感じです。伊達に欧州屈指と評価されていないですね。もっともっと調子を上げておかないと、ザゴエフが帰ってきたときに右はもちろん、中央も左も居場所がなくなりそうです。

次戦は2月9日にOdnese戦です。すでにグループ2位以上は確定しており、次戦で負けなければ1位でグループ突破となります。ここ2試合を見ている感じだと、本田くんはOdense戦もトップ下で出場しそうですね。ポジションを勝ちとるためによいパフォーマンスを見せてほしいです。

ハイライト動画

こちらの動画にループシュートの場面があります

■ 関連する記事(自動表示)
×この記事を評価しない (0 Star)◎この記事を評価する (5 Stars) (←次回記事検討のために感想を聞かせてください 現在4人が評価し★+20つ)
Loading ... Loading ...
カテゴリー: Football (サッカー), ブログ  タグ: ,
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.
7 Responses
  1. 大小 says:

    いつも的確冷静な分析に感心してます。
    私は代表中国戦がひどいので、ネットライブでローゼンボリ戦見ました。
    ライブ観戦した感想は、圭佑のレギュラー奪取はこのままでは無理かなと。。。
    ザゴエフ恥骨炎の回復次第では暫定レギュラーありえるが、完全復帰したらベンチウォーマーかと。
    主力出てた後半途中までは明らかに圭佑ひとりがリズム緩慢で浮いていました。
    試合が経過するにつれ圭佑にパスが出なくなり、クラシッチはかなり苛ついてる感ありあり。
    プレーのリズム感をもっとスピード上げないと、CSKAの高速パス展開を担えないです。
    圭佑本人もそれを自覚しているのでしょう、ブログに「どれだけ素早く攻めれるかを意識したい」と。
    でもまだ全然足りないのが現実。
    この分厚い壁を乗り越えさらに凄い選手になってくれることを願ってます。

  2. sakura says:

    大小さん、はじめまして。コメントありがとうございます。

    CSKAの監督は本田くんを含めた攻撃的MF4人で3つのポジション(左、中央、右)を競わせると語っていましたが、今のところは4番手といったところでしょうね。チャンピオンズリーグでは得点のほとんどをザゴエフとクラシッチの2人で奪っており、基本的にはこの2人は不動、そして、左もゴンサレスの方が適正としては上だと思います。

    世間では「本田くんの若さとクラシッチの移籍を考慮して右サイドの後釜として獲得した」という声もありますが、本田くんの23歳という年齢は日本では若く扱われても世界で見ると決して若くはないですよね。クラシッチは25歳、トップクラスとしてずいぶん長くプレーしてすっかりおじさんになった印象さえあるイングランドのルーニーは24歳、バロンドールという最高点に達したメッシが22歳、南アフリカW杯で日本と同組のデンマークのエースでありバルサのイブラヒモビッチを越える逸材と言われているベントナーが1ヶ月前に22歳になったばかりと、むしろ本田くんの欧州でのキャリアのスタートが遅かったことを悔しく感じさえします。

    と、話が逸れてしまいましたが、ザゴエフが患っているグロインペイン症候群は完治に時間がかかるので、幸運にもというか、チーム連携を考えると確実に不運と言えるのですが、しばらくの間は今までにないハイレベルな試合の中で最高の実践を積むことができそうです。あとは、そこでどれだけ伸びることができるかですね。

  3. mimi says:

    Sakuraさん、はじめまして。
    一番好きなブログでいつも楽しみに読ませていただいています。本当に的確で感情的でないし、動画も付いているし最高です。

    本田君のプレーはとてもわくわくさせてくれて目が離せませんが、Sakuraさんのおっしゃる通り、欧州でのキャリアのスタートは遅かったかもしれませんね。大器晩成な事を期待しつつ、これからも応援していきたいと思います。でも、本当に強いクラブですね。

  4. sakura says:

    mimiさん、はじめまして。ブログに対してこれ以上ない評価をいただき、ありがとうございます。

    私にとって本田くんは、中田くんが引退してすっかりサッカー熱が冷めてしまったところに、再びサッカーって楽しいなという気持ちを呼び起こしてくれたフットボールプレイヤーです。同じ攻撃力のあるMFであり、誰に対しても物怖じせずに意見でき、シンプルで力強いプレーを軸にし、倒されても凛として立ち上がり、ここぞというときに何かやってくれそうな「何か」があるところなど、共通点も多いと思います。苗字も似てますね。

    もちろん、利き足の違いや、プレースタイルにも違いがありますしが、何より不思議に思うのは、中田くんは試合で結果よりインパクトを残していたのに対し、本田くんはごっつあんにしろラッキーにしろ結果を残すことが多いということです。

    日本が初めてW杯に出場することになった試合、最後に単独ドリブルで切り上がってシュートを放ち、キーパーが弾いたボールを岡野が押し込む。数字上で残るのは岡野のゴールだけど、見てた多くの人は「やっぱり最後は中田がやってくれた」と感じたのではないかなと思います。ペルージャでも相手の攻撃を凌ぐと中田くんにボールを預けてカウンターが始まり、自陣から相手ゴール前までドリブルでボールを運んだ後、パスであれシュートのこぼれだまにしろ、ゴールという結果は岡野のように他の誰かが決めていました。ローマでもゴールやアシストの数字より天王山での同点劇のインパクト、パルマでも数字はあまり残っていませんが、トライデンテ(三叉の矛)と呼ばれた最高の攻撃陣の右を担っていました。

    逆に本田くんは試合中消えていても、最後にゴール前にいておいしいところを持っていったり、ゴールという結果が残ることが多いです。もちろん、どちらが良いとか悪いとかという意図は全くありません。単純に中田くんが決定機を作り出すチャンスメーカーの適性がより強く、本田くんにストライカーの適性がより強かったという違いかもしれませんけどね。

    さて、そんな本田くんが1度だけ(かどうかはわかりませんが)中田くんに関してコメントしたことがあるそうですね。詳細は小宮良之氏のブログに書かれていますが、2人の考えの根幹によく似たものがあるのを感じさせるコメントとなっています。

  5. mimi says:

    Sakuraさん、お返事を書いてくださりありがとうございます。とても嬉しいです。

    本田君。サッカー選手としてだけではなく、人間として大好きです。見た目と違い、とても真面目で誠実、そして芯が通っている。

    小宮氏のブログ初めて読みました。ここ数年でサッカーファンになったので、中田氏の活躍は引退後の方が詳しいですが、彼も2人といないタイプの方ですね。本田君と同じ、サッカーバカ(失礼)でなく、自分をもっている所がいいです。

    どうも本田君の発言は「利己的」「我がまま」「歯に衣着せぬ」とか言われますが、外国生活の長い私にはいまいちピンときません。嫌味がないし、人の悪口を言わない人なので、むしろ好感がもてるくらい。
    (私もすでに日本に帰れない感じでしょうか?)

    まあ、兎にも角にもすっかり本田君にまいっていまいました。これからもブログ欠かさず拝見します。

  6. sakura says:

    mimiさん、コメントありがとうございます。

    本田くんの姿勢は好感が持てますね。前向きで自分に自信を持っているところ、その上で、自分に足りないところを見つめる目を持っているところもスゴイと思います。実際にはムリをして自分を奮い立たせている部分もあるのかもしれないですが、そういった面を表に見せない強い気持ちも持ってそうです。まぁ、本当に自信がアリアリなだけかもしれないですけどね。

    mimiさんは海外在住なのですか?私もイギリスで海外生活をしていた時期がありましたが、今は日本で過ごしています。海外でいると日本のいろんなものがうらやましく思うことがありますが、逆に日本にいると海外生活をうらやましく思います。

    これからもブログで本田くんを追いかけていくので、ぜひ引き続き見に来てくださいね。

  7. mimi says:

    勿論です!

コメントを残す

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">