Appleのスティーブ・ジョブスがプレゼンテーションをしていたなら「これはカーナビゲーションの再発明だ」と語っていただろうサービスがGoogleから発表されました。

新登場のAndroid 2.0携帯向けに提供される「Google maps Navigation (Beta)」は、衛星写真やストリートビューを組み合わせた3D表示でターンバイターンのナビゲーションを実現します。

一般的なカーナビにある、現在地や指示を読み上げる音声ガイドに加えて、ハンズフリーで周辺・経路検索ができる音声サーチ、さらに、リアルタイムな渋滞情報などを備えます。その上、検索エンジン最大手のGoogleの提供というだけに、住所を知っていなくても店舗名やブランド名、その他どんなものでも目的地検索に利用できるという強みがあります。
そして、このアプリはこれまでのサービスと同様に無償で提供されます。

ちなみに、Googleは当サービスについて「AppleがOKしてくれればiPhoneにも提供できる」と語っています。iPhoneの競合になり得るAndroid携帯を世に送り出したGoogleですが、こういう大人の姿勢は本当にすばらしいの一言です。Appleが重要なパートナーであること、Androidを売ることではなく(今回のナビを含めた)「Googleのサービス」があくまで主力商品であることを差し引いても、しっかりとしたビジョンがないとできない判断だと思います。今回の記事とは関係ないですが、SONYも大人の態度を見せてiTunesに楽曲を提供してほしいものです。SONYのWalkmanとAppleのiPodは確かに競合関係にありますが、楽曲はそういう垣根を越えてより多くの人に提供するべきだと思います。
さて、話を戻すと、Google Maps Navigation (Beta)は今のところは米国のみのサポートとなっています。日本でもストリートビューのサポート範囲が広がるとサービスが開始されるかもしれないですね。それにしても、カーナビを提供している会社にとっては戦々恐々ですね。
■ UPDATE

予想どおりというか何というか、Google Maps Navigation (Beta)の発表後、GPSナビゲーション企業の株価が急落したようです。Garminの株価は16%以上下落し、時価総額だけで12億ドルが削り取られた計算となります。今後、同サービスの展開次第によってはさらなる余波も考えられそうです。
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