先日、MicrosoftがWindows Mobile 6.5をリリースし、これにより同OSを搭載するWindows Phoneブランドの携帯電話が世界中で発売されることになります。

Windows Phoneという新ブランドの採用については、これまでの「Windows Mobileを単に搭載した携帯電話」からの変化を印象づけるためのもののようです。同社は同OSのマーケティング予算を約40%増額して臨んでいます。
ただ、Windows Mobile 6.5の内容自体はというと、Windows Mobile 6.1からの劇的な変化という出来にはなっていないようです。
Tech Crunchに掲載された同OSのレビューは次のようになっています。
Windows Mobile 6.5は6.1の化粧直し版に過ぎない。おそらく根本的に改良されたWindows Mobile 7が出るまでの場ふさぎなのだろう。そうであることを希望する。Windows Mobile 6.5のすべての「改良」には、腐るほど金がある巨大企業の製品というより、そこらの素人のやっつけ仕事の雰囲気が漂っている。どの変更もOS全体を考えたものではない。あるページはタッチ作動する。ところが次のスクリーンに移るとスタイラス(入力ペン)が必要になる。 その次のページはまた指で動く。あるページは豪華なビジュアルで埋め尽くされている。ところが次のページは6.1のままのみすぼらしいデザインに戻っている。まるで、てんでんばらばらだ。
読者の携帯のメーカーが6.1から6.5へのアップグレードを用意しているならアップグレードしてもよいだろう。Microsoftに期待される水準ではないとはいえ、多少の改良にはなっている。
もしWindows Mobile 6.1が気にらなかった、あるいは1度も使ったことがない、というのであれば、Windows Mobile 6.5携帯を新たに買うことは勧められない。
一言で表すと「Windows Mobile 6.5は同6.1と大差なし」ということのようです。
私は今は根っからのiPhoneユーザーとなっていますが、それ以前はWindows Mobile 6.1搭載の携帯電話を使用していました。Windows Mobileを搭載した携帯電話の特徴としては、やはり多種多様の機種があることだと思います。多くの企業がしのぎを削っているだけあって、ハード的にはかなり魅力のあるものが揃っています。
しかし、Windows Mobile 6.1というOS自体が、まるでPC用のWindowsがそのまま携帯電話に載ったような出来になっており、マウスのように点で選択して操作できるもの(つまりスタイラスのように先の尖ったもの)がないと操作ができない(しづらい)など、電話として使うには非常に融通が利かないものになっています。
もちろん、各社ともWindows Mobileの使い勝手が悪いのは認識しているため、独自の操作メニューを上にかぶせたりしていますが、細部の設定にはどうしてもWindows Mobileの設定画面等を使わなければならず、見た目と操作性の統一に苦労をしているようです。
そんな中で登場したのが、フルタッチスクリーンに対応したWindows Mobile 6.5でした。これまで、どんなにハードが気に入ってもWindows Mobile搭載というだけで購入候補から外していましたが、Windows Mobile 6.5の出来によっては再び候補に入れてもいいと思っていたのですが、残念ながらその期待は外れてしまったようです。
現在、iPhoneに不満という不満がない以上、次回もiPhoneを購入すると思いますが、Windows Mobile 7が登場する段階では「どっちにしようか迷う」と思わせてくれることを願っています。Microsoftもソフト(特にOS)の会社なわけですし、ハードでは勝っているけどソフトではね、、と言われるのは最も避けたいこと、そして、避けなければいけないことだと思います。「本気を出したMicrosoftは怖い」というのは本当だと思うので、Windows Mobile 7ではがんばってほしいですね。
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