iPhoneを打ち負かすには–競合企業が抱える10の課題という記事が、ITmedia Newsに掲載されています。

Palm PreやAndroid携帯は、iPhoneの前では競合関係を維持するのさえ難しいのが現状だが、次の10の課題を克服できればiPhoneを打ち負かすのは不可能ではないと、米Needham&Co.のアナリストが語っているようです。

■1. 市場を理解する

PalmとRIMがタッチスクリーン搭載端末を市場に投入したとき、Palm Preにはすばらしいマルチタスク機能があったもののアプリの数が足りず、RIMのBlackberry Stormはすてきなデザインだったもののタッチスクリーンの使い勝手が悪かった。市場を理解しておけばこういうミスは発生しない。

■2. 優れたタッチスクリーンを提供する

iPhoneと競合するならば、iPhoneと同等の応答性のある立ちスクリーンを搭載するべき。感触フィードバック方式のタッチスクリーンはやめるべき。(これは私も同意見で、感圧式のものでは静電式のものには勝てないと思います)

■3. アプリストアに注力する

AppStoreには7万5000本以上のアプリがある。少なくとも2万本のアプリが必要。Androidが唯一8000本のアプリを持ち、iPhoneに近い位置(といっても遠いが)にいる。

■4. 開発者を引きつける

開発者を大切にすること。PalmのwebOSは今のところ逆効果になっている。

■5. デザインは重要

iPhoneと同じレベルのデザインで勝負をする必要がある。(私もiPhoneのデザインは非常にイイと思っています。もし、Androidが同レベルのデザインになるとかなり脅威になると思います)

■6. 物理キーボードをやめる

多くのユーザーがAppleの仮想キーボードで苦労しているが、不思議なことにiPhoneは何百万代も売れている。物理キーボードは使いやすいが古い。未来を感じさせる仮想キーボードにするべき。(私はフリック入力がすごく気に入っています。たまに携帯を使うと入力に時間がかかって面倒だと思うくらいです)

■7. 話題を盛り上げる

自社製品に関する話題作りが重要。ちなみに、Palm Preは多くの人を興奮の渦に巻き込んだが、製品がリリースされたときにユーザーが望んでいたエクスペリエンスを提供できなかった。

■8. 製品発表をイベント化する

印象的な演出をして製品発表をイベント化する。

■9. 問題が起きたらすぐに対処する

問題が起きたときに沈黙せずに、すばやい対処を行う。

■10. アプリにフォーカスする

ユーザーが利用できるアプリの数を増やす。

と、こんな感じですが、正直、そもそもこれら全部に対応できるようなものなら、各社ともそんなに苦労はしていないと思います。

ちなみに、iPhone対抗として大旋風を巻き起こすのかと思っていたPalm Preですが、いつの間にかすごく薄い存在感となっているようですね。

Palm Preの発表時、

すばらしいお知らせです。2009年6月29日は、iPhoneの初出荷から2周年の記念日。その1ヵ月後には、誰もiPhoneを使っていないでしょう。Roger McNamee

と語り、多くのアナリストがPalm Preはすばらしいとコメントしており、私もすごいライバルが出てきたなぁと思っていました。

ところが、2010年第1四半期のPalm Preの販売数は40万とか50万といった数字のようで、iPhone 3GSが発売開始5日間で100万台、四半期で520万台売ったのに比べると少し悲しくなる結果となっているようです。

上記■6のソフトウェアキーボードもそうですが、当初、iPhoneにないものとしてハードウェアキーボードとマルチタスクがやり玉に挙げられることが多かったですが、Palm Preを見る限りではこれらを搭載したからといって勝てる訳ではないということですね。逆に、こういった批判を見事に受け流したAppleというかスティーブジョブスが流石ということでしょうか。未だにiPhoneにはどちらも搭載されていませんし、ハードウェアキーボードはこれからも載ることはなさそうです。

ユーザーの意見を反映することも大事ですが、自分の感覚を貫くということもとても重要ということですね。

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