Microsoft が行っている Mac は PC より高いという CM キャンペーンについての興味深い記事を CNET Japan が掲載していたので紹介します。

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CM について簡単に説明をしておくと、1,000ドル、1,500ドルという予算で一般の人が PC (と Mac) を検討し実際に (PC を) 購入するというドキュメンタリー形式のものになります。

記事の中では、Microsoft はソフトウェア企業であるのに、Windows エクスプローラ vs Finder (Mac のファイラー) のメリット等にはまったく触れず、機械としての性能と価格を比較することだけに完全に集中しているということを指摘しています。

価格で勝負をするというのは間違いとは言えないものの、最終的にかなりの消耗戦になるケースが多いと思います。価格で勝負をするということは、売るために価格を下げ、他も追従して下げ、誰かが赤字覚悟で下げ、やむなく追従して泥沼にという展開も少なくありません。一度下げた価格はなかなか上げづらいという点もあります。また、価格競争ではブランド力は育たないため、苦労している割には他にもっと安いところが出てくると持っていかれるというデメリットもあります。

また、記事の中では、

PC 業界で現在唯一盛り上がっているのはネットブックだが、業界は、数十年に及ぶ価格戦争で既に削られてしまった利幅がネットブックによってますます削られていることについては言い損なっている。そして現在、Microsoft は再び価格メッセージを掲げ、コンシューマーがコンピュータの販売員にさらに安い価格を要求するように教え込んでいる

ということにも触れており、 計らずともパートナーをさらに消耗戦に導いてしまう危うさもあります。

逆に Apple 側は、Mac を他とは違うものという位置づけをし「Think different」というブランディングを行っています。これらは、見た目のかっこよさ、所有したときの満足感といった感覚的な部分をうまくついており、次にまた Mac を買いたいという行動につながります。

全体数の違いから PC が Mac より安いというのは周知の事実であるし、お店に行けば誰もがわかることです。パーソナルコンピュータ界の巨人とも言える Microsoft が たかだか数パーセントのシェアの Mac に対してこういった戦いを挑む必要はないと思います。

もう少し長期的な展開を進めた方がよい気がしますが、現行 OS の Windows Vista が不振であることから戦いを挑めるものがハードウェアと価格しかないということでしょうか。私はそんなことはないと思っています。選択できるソフトウェアの幅などは圧倒的に Windows の方が有利でしょう。現在、Mac が iPhone の展開で行っている CM、iPhone にはこんなアプリがあり iPhone を毎日便利に変えていくというものは、視聴者に「ハッ」と思わせる効果があると思います。同じように Windows の潤沢なソフトを紹介し、PC があるとこんなに便利ということをアピールするというのはどうでしょうか。実際にはいろいろのしがらみもあることもあり難しいのかもしれないですが、他にもアピールできる Windows のメリットは多いと思います。

記事は次のように締めています。

1ドルの価値を理解できるだけの年齢を重ねた人間は誰しも、安物買いは大抵銭失いとなることを知っている。消費意欲はいつの日か復活するだろう。そして Microsoft は、「Apple税」キャンペーンを新たな高み(または低き)に導く上で、信じやすさを最大限利用しただけでなく、Macは上昇志向の人が好む製品だという考えを確固たるものにしてしまった

ちなみに、Apple 税キャンペーンについてはこんな指摘もあります。

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